メギドの日

自堕落適当攻撃的日記。
上が旧くて下が新しいヤツです。


2002年 1月31日

爆笑、と言うか大爆笑
何がと言うと、「グリーングリーン」のCDドラマがである。
あまりにも笑いすぎて、顎が痛くなった
オタク歴が長い俺は今まで随分と大量のCDドラマを聴いてきたけれど、顎が痛くなるまで笑った挙句、呼吸止まりそうになったCDドラマは、過去に一本だけだった。
今でもお気に入りのOVAである、「神秘の世界エルハザード」のCDドラマ、「美少女の世界エルハザード」である。
これに匹敵するCDドラマはもう無いだろうなーとか思っていたら、出た、流石はGROOVER。
そんな訳で、今月(2002年2月)はグリグリ強化月間です、俺的に。

さて、それは良いとして。

前回の日記から約10日、この間何故かインパクトの強い夢を見まくったので、今回の日記は「夢十夜」
と言っても、俺は漱石のような文豪じゃないから何も期待しないでくれ。

 

第一夜

俺は見る夢の7割くらいが「悪夢」である。
一口に悪夢と言っても色々ある。
もう30になる俺だが、未だに幽霊だとか妖怪だとか、そっち系は苦手だ。
勿論、こんなのの夢は見たくないが、俺の場合最大の悪夢は「動物に生きたまま食われる夢」である。
で、この日の夢はそれだった。
因みに。
俺的食われたくない動物ランキング。

1:クマ

2:ヘビ

3:サメ

この日の夢では、まずクマに襲われて食われたところで目が覚め、寝なおしたらサメに食われて目が覚め(たと思ったらまだ夢だった)、そしたらヘビにのみ込まれている真っ最中だった。
因みにこの日の仕事は俺は休んだ。

 

第二夜

北海道の端っこに釣り旅行に行ったら、密輸の真っ最中のロシアンマフィアを発見してしまった(勿論夢の話だぞ)。
なんか訳のわからん言葉を叫びながらトカレフぶっ放して追いかけてくる連中は恐ろしかった。
跳弾が頬を掠めたときは、マジでおしっこちびりそうになったもんだ。

 

第三夜

「今世紀最大のミラクル!! オジー・オズボーンバンドの新ギタリストは幸・ザ・ボスに決定」

この夢を見るのは実は2度目になるんだが、学生の頃だったから随分懐かしい夢だった。
因みに現実の俺はライブが激烈に苦手、あの雰囲気は大好きなんだけど。
と言うか、外人とコミュニケーションとるなんて俺は出来ないけどな、それ以前に。
いやー、夢の中だったけど滅茶苦茶緊張したね。
でも、Shot In the Darkは弾いていて気持ち良かった記憶がある。
因みにツアーは大成功だった。

 

第四夜

リアルなJOJOネタの夢を見た。
と言うか、ディオもタルカスも物凄い実在感があって、至近距離で大暴れされると、本気で恐かった。
漫画のシーンそのまんま再現してたんだけど、良く考えるとジョナサンは凄い勇気の持ち主だ、俺はおっかなくて逃げ出しそうになったよ。
あ、イヤ、凄いのジョナサンじゃなくてスピードワゴンだな、この場合なら。

 

第五夜

夢の中で物凄い名曲が完成、自分で書いた曲なのに感動のあまり震えまくってしまった。
これは歴史を変える曲になる!

目が覚めて早速弾いてみたら……MANOWARの曲だった。
納得。

 

第六夜

何故か中国拳法を習っていた。
師匠は尋常じゃない強さだったが、最後には免許皆伝を貰って、目が覚めた。
うーん、やっぱり格闘技は習っておけば良かったかも。

 

第七夜

現実世界の明日はグリグリのCDドラマの発売日である。
で、久しぶりに高校時代の夢を見た。
俺の高校は男子校だった訳だが、町のど真ん中に突っ立っている筈だった。
夢の中では、何故か鐘ノ音学園になっていた(ワカンナイ人はわかんなくて良いです)。

 

第八夜

昨日に引き続き、学園モノの夢を見た、と言っても、今度は大学の学園祭の夢。
今年の学園祭に招かれたアーティストは………。

MANOWAR

この学祭実行委員、頭どうかしてるよ。
因みに俺はもう卒業していたから、ライブそのものは見れなかったものの、ホールの外で「HAIL!!!!!!」ポーズを取りながら大暴れしていた。
寝言で絶叫していたらしく、起きたら喉が痛かった。

 

第九夜

昨日に引き続きMANOWARの夢だった。
どうやら日本ツアーの真っ最中だったらしい。
と言うか、彼らの夢自体は良く見るんだけど、本物のジョーイの目の前で「HAIL!!!!!」ポーズを決めると、感極まって失禁しそうになる俺。
ジョーイと硬い握手を交わした上、一緒にジャムった。
本気でその瞬間、もう思い残す事は無いと思った。
目が覚めて夢だと分かった時は、流石にブルーだったね。

 

第十夜

昔飼っていた犬(既に鬼籍に入っている)が、まだ生きていた。
久し振りで懐かしくて、凄く可愛いヤツだった。
こころゆくまで散歩して、こころゆくまで遊びまわって、1日中ずっと付き合ってた。
目が覚める前に分かっていた。
これが夢であるってことは、とっくの昔に気がついていた。
だから、一時だけだから、全ての俺の時間をこいつにあげようと思っていた。
何時の間にか、俺は泣いていた。
目が覚めたら、またあの悲しい別れが待っている、それが辛くて、俺は耐えられずに涙を流していた。
一滴涙が流れたら、もう止まらなかった。
それを、あいつは尻尾を振りながら舐めていた。
御礼に、精一杯、ずっと忘れない約束をして沢山沢山頭を撫でてやった。

視界が白くなって、目が覚めた。

枕は俺の涙で濡れていた。
センチな夢を見たもんだ、と苦笑したが、恥ずかしいとは思わなかった。
起きてから、壁に無造作に立て掛けてある黒いギターを手にとって、それから暫くの間なんとなく弾いた。
12年も昔、アイツが死んだ日、その日に買った、中古で1万円のギター。
このギターを抱えて、降りしきる雪の中を家に帰ってきたら、既にアイツは死んでいた。
お袋が泣いている横で、俺は現実感を失って、黙って突っ立っているだけだった。
忘れもしない、12年前の2月14日。
そんな想い出のある、黒い安物のギター。
音もそんなに良くないし、チューニングはすぐ狂うし、ペグは曲がってるし、まあ安物に相応しいギターだ。

でも、俺はこのギター、一生捨てない。
もう約束したからな、アイツと。

俺の「別れ」が詰ったこのギターで、別れの歌である「グリーン・グリーン」を弾いた。


2002年 2月 6日

俺だけの感覚かもしれないが、最近(1997年以降)の曲が、洋の東西を問わず面白味がない。
何と言うか、世界的な不況の波に煽られたのか知らないが、全然心にヒットする曲がない。
むしろ、全くもってヒットチャートから見放された所にある曲のほうが、余程俺の感覚とマッチする。

因みに邦楽は全く論外な。

で、ついこの間、めでたいニュースが届いた。
勿論、俺にとってめでたいニュースだ、他の人がどうかは知らないが。

MANOWARニューアルバム完成!!

これはめでたい。
噂によると、今月中に発売になる予定とか。
これはもう、絶対に買うしかない。
当然、そののちワールドツアーが始まる訳で、そうなったら彼らのこと、やはり日本ツアーもバッチリと大音量でやってくれるはずである。

当然行く。
ゲロ吐くまでヘッドバンギングしてくる。

という訳で、俺は今日も叫ぶ訳だ。

HAIL AND KILL !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


2002年 2月 11日

3連休、良いね。
馬車馬のように毎日働いていると、人間どんどん余裕が無くなってくる。
人間の文化的な生活水準を維持するためには、やっぱり休息がどうしても必要だね。

さて、休みに入ってからというもの(その前からだけど)、時間を見つけてやることをやっている毎日。
この場合の「やること」とは、「やらなきゃいけないこと」であると同時に「やりたいこと」でもある訳だ。

で。

同じ作業を続けていると、やはりどこかでパターン化してしまい、煮詰まる事になる。
無論それで投げ出したくなったりする訳じゃないが、煮詰まっちゃうと、やっぱり楽しさが半減してしまう。
そこで誰でも思いつくのが「息抜き」とか「気分転換」というヤツだ。

俺の場合、息抜きに最高に適しているのが「叫び歌い踊り狂う」事である。

まずは、部屋の右側の壁に耳をつけて、壁の向こうがわの様子を伺う。

シーン

誰もいないようだ。
続いてベッドの下に潜り、反対側の壁を確認。

シーン

誰もいない。
上は・・・・・・OK、物音はしない。

ここまで確認したらCDドライブをオープン、お気に入りのCDを放り込んでミュージックスタート。

And That's Why…
Everybody Wants A Piece Of The Action
Everybody Needs A Main Attraction
I Got What Everybody Needs
Satisfaction Guarenteed
Everybody Wants A Piece Of The Action!

とか。

Appears To Be
Blind Revolution Mad
The Mercy Ends
Where The Mercy Began
Seems Justified
I'm Turnin' To This Around
Jawbraker Lawmaker
Have It Your Way 〜〜〜〜!!

とか。

I'm Running From The Storm
It Cannot Be Too Long Before It's Gone
I'm Searching For The Dawn
Touch Me And Soul Will Be Reborn…
I Have Seen Babylon 〜〜〜!!

とか。

The Clash Of Honer Calls
To Stand When Others Fall
Gods Of War
Feel The Power Of My Sword
They Will Know The Power Of My Sword 〜〜〜〜〜〜!!

とか。

取り敢えず血が燃えまくる曲を大音量で歌いながら踊り狂う、勿論泣きながら
で、気がつくと1日が終わっていて、何も出来ないまんま、と。

ああ、どうしよう。

 

*今回の歌詞、誰のなんという曲か全部分かった人がいたら、アナタはマニアック過ぎ。


2002年 2月 17日

済まん、今回はあまりにも疲れてるんで、更新が貧弱になっちゃった。
次回何とかするから、今回は勘弁して。

 

しかしまあ、名に恥じない自堕落日記だな、今回。


2002年 3月 1日

今回は忙しかった上に風邪をひいていた所為もあって、殆どゲームができなかった。
つまり、俺屍日記はかなり貧弱な内容です、ごめんね。

次は頑張ります、その代わり。
なんかそこそこ受けがイイみたいですしね、書き甲斐があります。

それはそうとして。

最近、二次創作SSサイトを巡る機会が多くなっている。
お題は基本的には「鍵のSS」である。
扱っているサイトの数が多いのと、それに反比例して鍵のゲームが少ないのとで、読む方としては非常に都合がいいジャンルなのである。
別段自分が書く訳ではないんだけど、結構真剣にストーリーを考えて、一生懸命に書いているサイトを見ると、やっぱり応援したくなる。
この手の二次創作では、原作の雰囲気をどれだけ生かすか、或いは殺すかが筆者の技量の一つとも言える。
で、色々見てきたけど……うん、凄いわ、鍵っ子たち。
確かに中には「?」という作品も無い訳じゃないけど、概ね皆が皆、愛情を込めた作品を書いている。
特に鍵のSSの場合、クロスオーバー作品が面白い。
これはもう、他のジャンルよりも明らかに一段上にあると思った。
ちょっとだけ悪意を込めて見れば、鍵っ子の物量作戦+ブランドゲームの少なさの幸運とも取れるけど。

クロスオーバーと言うのは、要するに別の作品の世界観を纏めて一つにしちゃうことだ。
有名どころでは「Leaf Fight」が挙げられるだろう。
勿論この場合は、カードの方じゃなくて、元のゲームの方ね。
これはまあ、メーカー自らが楽しんで作っちゃった物だけに色合いがちょっと違うけど、要するに、小説で二次創作作家がこれをやるというのは、ある意味冒険だと思う訳だ。

鍵作品の場合、「Kanon」と「AIR」しかゲームが無いので、世界観をくっつけるのはそれ程苦ではないらしく、結構クロスオーバー作品に遭遇できた。
これが思ったよりも良く出来ていて、読んでいて飽きない。
大したものだ、と心から思う。
そんな訳で、実は今、機会があったら初めての二次創作でも書いてみるか、とか思ってたりもするのだが、それ以前に時間が無いので全然無理なんだけど。

つーか誰か時間を売ってくれ。


2002年 3月 17日

困った事にプータローになってしまった俺。
暫くしたら必ず新しい職を探すけど、今現在はちょっとばかりお休みです。
で、そんな状況ですから、公約違反なんですけど、ゲームしている余裕はありませんでした。
済みません、そんな訳で「俺屍日記」はお休みです、ごめんね。

さて、何やら気がついたら「トクトク(このサイトが借りてる鯖を提供している無料スペースね)」が大規模メンテナンス中という事で、この日記はオフライン日記って事になる。
一見すると閉鎖したように見えるし、ちょっと自分でも焦ってしまったり。
まあ規約違反は犯していないはずなので、問題はない……と思う。

さて、この世には2ちゃんねるというサイトがある。
悪名高き巨大・匿名掲示板群であるが、実はこのサイト、俺は昔よりずっと評価している。
と言うのも、何よりも情報が早く、しかも有用だというところを買える訳だ。
例えになっているかいないかは別として、今回の「トクトク」の大規模メンテナンスについても、結局は2ちゃんねるに助けられた形になったし。
それ以外にもここで知った情報は数知れず。
勿論、中には下世話でどうしようもないスレもある訳だけど、そういうデメリットも含めて「ネタ」として楽しめれば、確かに2ちゃんの中毒患者じみたのが出てきても不思議はない。

ただ、ここはかなりキツイ。
何がキツイかと言うと、失言や間違いに対して矢鱈と厳しいのである。
何かトンチキな事を言ったら最後、そいつは間違いなくスレの住人から集中砲火を浴びて、血祭りになること間違いなしである。
それ自体はまあ当たり前と言えば当たり前で、ふざけた寝言をホザいた奴が悪い。
問題は、そこに悪意がなく、単なる「言葉足らず」でも叩きのめされる可能性があるって事だろう。
事実、俺も叩きまくられ、煽られまくった事があって、流石にショックは隠せなかった。
明らかに自分より年下の人間から、思いっきり「厨房」呼ばわりされた挙句罵倒を浴びせられると、それはまあ回線切ってLANケーブルで首吊って氏にたくなるものだ。
尤も、それは自分がいいわけのきかない失態を犯したワケで、素直に謝れるんだけど。

まあ、流石に今はそんな失態はしないが。

で、そんな感じに罵詈雑言の十字砲火を浴びて、逆上しちゃう人もいる。
2ちゃんねるのそういう体質に対し、それを悪い点だと指摘、自ら理想郷を創ろうとある男が起ち上がった。
その男が作り上げた、新たなる総合掲示板、その名を1ch.tvと言う。

1ch.tvという名が如実に表している通り、その理念は実に「アンチ2ちゃんねる」的であった。
つまり、2ちゃんねるにおいて「悪い」と思われる点を批判し、自らを省みて、「人に優しい」総合掲示板群を運営していく、そういう理念の元に立ち上げられた……と、ユーザーは思った。
少なくとも俺はそう思った。
よって、俺は2ちゃんねるとは違った形のコミュニティスペースとしての意義を1ch.tvに求め、期待したのである。

それは、運営開始から僅か1ヶ月で崩れ去ったんだけど。

期待していた身であるから、当然俺は1ch.tvにも何度か書き込んだことがある。
問題は「2ちゃんねるとの比較で、1ch.tvがどういう運営形態であるべきかの意見・議論」だと俺は考えたので、書き込んだ先は旧・Net Watch板である(現・Net問題板)。
2ちゃんねるではやらないような真面目な議論を期待し、真剣に考えてレスをつける。
同意見があれば○ボタンを押し、対立意見があれば一言レスなどで返していく。
いや、確かにそういう行動は取ったよ、と言うか、取ることも可能だったよ。

凄く限定されたスレにおいてのみならね。

はっきり言って酷い有様だった。
なにより酷かったのが、「反・2ちゃんねる」を絶対の旗印として掲げ、2ちゃんねる的なアプローチは全て排除して退けた所である。
例えば、「私は2ちゃんねる利用者ですが〜」という断り書きから始まる、凄く有意義な意見があったとする。
そのレスに対して、2ちゃんねる嫌いのユーザーから「壷に帰れ!(壷=2ちゃんねるの事)」のレスがつく。
で、それを諌めるためのレスが付く。
議論が白熱化して堂々巡りになる。
すると、板の管理者の手によって一斉に「あぼーん」される、あ、1ch.tvでは「巡航」か。
因みに、「あぼーん」も「巡航」も意味するところは「削除」であるから了承宜しく。
で、異常なのが、ここで「壷に帰れ」というレスが残る所である。
流石にこれにはかなり愕然とした。
本来的な意味であれば、議論スレッドでそんな罵倒が残る事などあり得ない、と言うかむしろ真っ先に削除対象になるのが罵倒レスだろう。
無論、これは実際にあった話を俺が分かり易く脚色しただけに過ぎない。
だが、少なくともNet Watch板に居た者として、その現状を目の当たりにしてきた者の言葉だと解釈して欲しい。

因みに、「巡航」は「巡航ミサイル」の揶揄であり、スレごと消し去る事は「広島」と呼ばれている。
いずれも2ちゃんねるの1ch.tvウォッチャー諸氏の命名である。

とにかく、真面目に意見を述べたとしても、煽り屋とか荒らし紛いの人物に罵倒され、その上管理者によって発言を巡航される。
2ちゃんねらの書き込みというだけで、話を聞くことすら拒絶する。
2ちゃんねらの中にだって、1ch.tvに期待していた人物はたくさんいたのに。
凄く腰を低くして、丁寧に意見を述べても、それはあっさりと罵倒によって叩きのめされる。
煽りや罵倒に我慢できずに指摘すれば、すぐに「本性を現した」などとアゲアシ取り。
しかも、2ちゃんねる糾弾に関してだって、最初から根拠があまりにも不明瞭。
そこを質問すれば「出て行け」である。
それが1ch.tv支持層の姿かよ、と思ったら、凄まじく泣けてきた。
アレだけ期待していた俺は一体なんだったんだろうか。

それで、11月の中半にはさっさと見切りをつけ、真面目な議論なんか放棄して、ゲームオタ同士ででエロゲー関係の話で盛り上がろうかと思ったら…人が居ない。
いや、それはもう、うちのサイトに匹敵するくらい書き込みがない。
雰囲気は良かったんだが、何せ語り明かすべき相手が殆どいないので、寂寥感は隠せない。
それでもまだ、この頃はマシだったと思う。
別に2ちゃんねらだろうがあめざーだろうが、全然拘らない雰囲気があったし。
今1ch.tvのゲーム板に行けば、まだ俺のレスが残っている筈だ。
どのレスが俺のだ、何て言うつもりはないが、俺を知っている人ならどのレスが俺の物か分かるだろうな。

で、だ。

ある事件が起きて、俺は決定的に1ch.tvを見限った。
それは「反2ちゃんねるキャンペーン(現在は脱・2ちゃんねる主義に変更)」の発動である。
これで、俺は完全に1ch.tvに失望した。

記憶が正しければ、「反2ちゃんねる」が立ち上がったのが11月の頭、それが「脱2ちゃん」になったのが11月10日前後だった。
で、「脱2ちゃん」であるからには、それに相応しい運営方針が展開されると思いきや……。
そこで展開されたのは、以前にも勝る「反2ちゃん的運営」であり、同時に反論を許さない独裁政治だった。
そんな状態が、今に至るまでずっと続いている。

そもそも、俺がいついていた板の管理者は「けんすう」氏という人で、この方は2ちゃんねるに拘らない、中庸な掲示板運営を目指していたのである。
ところが、まあ色々あって、この人は1ch.tvから追い出され、板を別の管理者が統括する事になった。
俺に言わせれば諸悪の根源とも言える男で、この男さえ運営に関わらなければ、1ch.tvは現在のような阿鼻叫喚の様相を呈さなかったと思っている。
己の私怨と、「信念」と称した幼稚な自己正当化を振り翳し、その結果、掲示板運営を放棄する。
ユーザーの要望や、ユーザーとの対話を完全に無視し、意見や批判は当然の如く完全無視。
正にA級戦犯だと思っているが、名前はここでは敢えて書かない。
とにかく、11月の頭の時点で、1ch.tvで最も人が集まる板を掌握したその男は、己の「反2ちゃんねる」という思想をユーザーにまで押し付け、2ちゃんねるにも良いところがある、というソフトな意見すら巡航の対象とし始めた。
立派な思想統一、正に恐怖政治と言われる所以である。
ここに至って「コミュニティ」と言う概念は完全に崩壊した。
少しでも「2ちゃんねる」的なところがあれば、有名コテハンや管理者自らが叩き、思想矯正に走る。
まるで内ゲバである。
プチブル反道徳主義・2ちゃんねらと言う訳だ、涙が出てくるほど滑稽だ。
JRレギオン氏の「エロゲー右翼・左翼」じゃないが、「総合掲示板右翼・左翼」というコンテンツでも作りたくなるような状況である。

で、12月の半ば。
俺は1ch.tvを完全に見限って、お別れの言葉をゲーム板のAIRスレに残してきた。
それが、俺から1ch.tvに送る手向けの言葉と思ってくれ。

もういいんだ1ch.tv、もう充分だ。
有料化なんて甘い夢は見なくてもいい。
1ch.tvが残した物は巨大だ、総合掲示板のあるべき姿を、1ch.tvのおかげで知る事ができたんだから。
もう1ch.tvの果たすべき役割は終わったんだよ…………。

4月には1ch.tvが「開局」してから半年、いよいよ有料化が始まる。

 

*自分が2ちゃんねらであるということをあかすのは、厨房臭くてホントは歓迎すべき事ではないんだが、まあ、ある2ちゃんねらの1ch.tvへの思いの変遷、というつもりで大目に見てくれると嬉しい。
それと、1ch.tv関連の研究や批判サイトはたくさんあるので、ご自分で探してみて、ご自分で判断して欲しい。

つーか、なんか出来の悪い似非ニュースサイトみたいな日記でごめんね。


2002年 3月 21日

今、アニメのKanonを見ながらこれを書いている。
いやまあ、確かに色々と難癖つけられてるに相応しく突っ込み所は満載なんだけど…。
でも、俺は結構好き、と言うか、このアニメは結構評価している。
理由はおいおい書くとして、アニメと原作というものについて、チと語ってみよう。

そもそも、原作があってアニメ化される作品は、ある意味、原作を知っているのが前提条件であると言えよう。
無論、理想としては「原作を知らなくても、アニメ単体で楽しめる」というのが究極。
事実そういう作品はたくさんある訳で(「あしたのジョー」とか「タイガーマスク」とか)、それを目指すのが製作者側の態度としては基本だろう。

しかし、一方では「原作を知らない人をはじめから切り捨てる」という方法もあると思う。
つまり、ハナっから視聴者の層を絞ってしまうという方法である。

一昔前のアニメがそれだったと思う。
例えば「天空のエスカフローネ」というアニメがあったんだけど、これなんか正にその代表だろう。
元々が少年A(エース)だかで連載されていた漫画をアニメ化してたんだけど、こんな雑誌、オタク趣味者でもない限りは知らないだろうし。
これなんかは、正にターゲットを限定したアニメだといえよう。

で、こういう作品を作る場合、二通りの方法が考えられる。
一つは原作の流れと雰囲気に忠実に作り、それの「動き」を見せる方法。
これがかなりのハイレヴェルで展開された場合、その作品の評価は随分と高いものになる。
最近でいえば、「るろうに剣心」なんかこの系統かも、声優さんにケチがついてたりもしてたけど。
で、もう一方は原作の雰囲気や流れを大きく変化させ、アニメ版独特の解釈をとる方法。
これはハイリスクではあるが、うまくいったらハイリターンになる方法だとも言える。
最近の作品でこういうのがあるのか知らないが、評価は置くとして、「ハーメルン」がこれだったな。

どちらも一長一短がある。

第一、原作はページ数からしてバラバラで、ある意味制限なんか無いままに書かれている訳で、それを30分という制限で、しかも13〜52話で纏めるとなると、それはかなり歪みが出てくる。
「原作に忠実に」とクチで言うと簡単だが、それを30分の中で上手く纏めるとなると製作者側の苦労も多い筈だ。
だから、いっそのこと原作にとらわれないで作ろうとすると、今度は原作との乖離が甚だしい駄作としての評価も覚悟しなくちゃならない。

いやはや、大変な商売だ。

さてと、ここまではあくまで「原作=漫画」という視点で書いてきたが、昨今のアニメはそう単純でもない。
原作が小説であったりゲームであったり、そんな作品も随分増えた。
原作としてみた場合、小説はかなりマシな部類に入ると思う。
かなり自由に物語を解釈できるし、動きや視点も自由である。
視覚的効果もそれほど制限されていないし、アニメ製作としては、楽な部類に入るのではないかと思う。
問題はゲームが原作の場合。

これはかなりきついんじゃないだろうか。
例えばロールプレイングゲームのように、予め大まかなストーリーが決まっていれば、まだマシだろう。
しかし、だ。
昨今の主流になりつつある「ギャルゲー(美少女ゲー)」なんかが原作だと、その製作現場は恐らく地獄絵図だろうと想像している。
何せ、キャラ造形が最初から完成図に近い形で提示されている訳だし、下手に弄れば世界観その物が崩壊しかねない。
作画のクオリティも常に維持しなくちゃならない。
下手にクオリティを落とせば、すかさずクレームの嵐になるだろうし。
そして、そんな問題よりも遥かに巨大な問題を、ギャルゲーの場合は抱えている。
それが「ストーリー」である。

ギャルゲーというのは基本的に「一人」を選ぶ作業であって、ほかの人間を排除していく事で成り立っている。
つまり、ほかの誰かと関係を構築しようとしたら、始めからやり直さない限り不可能な訳で、これは「アニメスタートから時間の流れが一方通行である」というアニメのストーリーとは完全に逆である。
これを無理に一本の話の流れの中に詰め込もうとすれば、どうしても何処かで矛盾や歪みのような物が出てくる。
こればかりはどんなにクオリティを上げてみても誤魔化せない訳で、そこを視聴者に突っ込まれれば、弁解の余地は無い。
開き直って「アニメではこう解釈したんだ、文句あっか!」と言うしかない訳だ。
まあ、葉鍵板の一部でも話題になってるAIRのアニメ化希望なんか、こう考えればかなり無理があると思う。
もしも本格的にアニメ化しようとするなら、以下の方法がベストだろう。
まず、フジテレビで(別にフジが好きってワケじゃなく、今Kanonをやってるのがフジだから)観鈴シナリオを途中まで放映して、同時刻にTBSで美凪シナリオを放映、更に同じ時間帯に朝日で佳乃シナリオを流す。
で、現代編が終わったらSUMMER編から先はフジでやる、と。
こうすれば、チャンネルを変更する事で擬似的に選択肢を選んでいるという感覚を味わえるんだけど、まあ現実的にそんなこと出来る訳ないし。
といっても、ギャルゲーのアニメ化なんてそうでもしない限りはかなり無理があると思う。
そういう意味では、まともにギャルゲーのアニメが成功したのは「センチメンタルグラフティ」くらいじゃないか?

さて、そろそろ結論にいこう。

じゃあ、なんでKanonのアニメが好き、と言うか評価できるかというと、クオリティとかストーリーとかそんな物はどうでも良くて、見てると「ジョジョカノ」を思い出すからなんだなこれが。
それ以外にこのアニメを見てる理由はありませんが、何か?


 

やれやれ、過去ログ置き場はここだぜ、ドララー。