メギドの日
自堕落適当攻撃的日記。
上が旧くて下が新しいものです。
2001年 6月 25日
俺は基本的に頭が悪い行動が好きである。
それで人様に迷惑をかけるのはどうかと思うが、自分の頭の悪さを誇りとする行動は大好きだ。
それと、あまり(と言うか全然)人様の視線が気にならない性質なのも特徴と言えよう。
勿論、面白い文章を書く時とかには、自分を落とす意味でそういう表現を使ったりするが。
で、俺は良く家の中で絶叫してたりすることがある。
と言っても、無意味な絶叫ではない。
こういう場合、大抵はMANOWARを聴きながら「HAIL!!!!!!!!」とか叫んでいるのである。
俺は真昼間が暇な時が結構あったりするので、こういう時を選んで(夜中じゃ迷惑がかかるから)「Kill
With Power !」とか曲に合わせて叫んでいたりするのだ。
で、つい先日のこと。
うちのマンションの玄関先には小さな掲示板があるのだが、そこに張り紙がしてあった。
「昼間から変な声で吼えたり歌ったりしないで下さい」(原文ママ)
お腹痛かったです。
「吼える」という表現がイイ感じに書いた人の怒りを表現しています。
聞いてる人がいたとは思いませんでした、やれやれ。
勿論、以降は慎んでますよ。
それにしてもイチロー選手は凄いですね。
書くにはちょっと時期が遅れちゃいましたが、首位打者に踊り出たばかりか、盗塁、ヒット数などでもリーグトップだそうです。
日本人が世界で活躍する姿というのを見ると、やはり応援したくなります。
そういう意味では、この間のサッカーも凄かったですね。
俺は「野球好きのサッカー嫌い」にどちらかと言うと入る人間ですが、この間のサッカーは純粋に応援しました。
今度は是非金色のヤツを持ってきてもらいたいものです。
最近、変な夢を見た。
どういうものかと言うと、MANOWARの夢なのである。
シュミレーションゲームで、「TURE METAL KINGDOM」対「FALSE
METAL EMPIRE」という構図で戦っていくらしい。
勿論主人公は前者の優秀な戦士で、エリック、カール、ジョーイ、スコットのいずれかの軍に入って、敵を粉砕していくというゲームだった。
バトルの具体的な方法は勿論音楽で、PCに楽器を接続して弾く。
楽器を弾けない、若しくは持っていない人は、流れてくる二種類の音楽のうち、どちらが「真のメタル」に相応しいかを選択するというもの。
前者が一応「ハード」で後者が「イージー」だったような気がしたが、ちょっとここらへんは曖昧。
で、「ハード」の場合は楽器を接続してマノウォーの曲を弾き切れれば勝ち。
間違うごとにダメージを受けていくというものだった。
「イージー」のほうはやってないから分からん。
更に「スーパーハード」というのがあって、ここではマノウォーの曲の中でもひたすら難易度が高いのが目白押しだった。
発売は光栄、マノウォー完全監修!
WIN95、98、NT、ME、そして2000に対応!!
7800円で‘01年夏に発売!!!
「うおおおおおッ!!!
これは是非保存用、布教用、そして自己プレイ用と最低3本は買わなくてはッ!!!!!!!」
というところで目が醒めた。
よほど興奮していたらしく、手とか足とか、あちこちにぶつけて痣が出来ていた。
どなたか夢診断モトム。
2001年 6月 28日
ごめんなさい。
今日までの生き方のうち、俺は反省しなければならないことがあることを思い知らされました。
たった一つだけですが、俺の主義主張はあまりにも間違っていました。
悔い改めて、今日から新しい世界に生きていくことに致します。
「俺たち!ひょうきん族」ふうに言えば「ザンゲ」します。
何の話かって?
では、順を追って話していこうか。
今までの俺は次のように公言して憚らなかった。
「俺はメイド萌え、メイド属性はない!!」
ああそうさ。
冬コミにおける「メイド特集本」とか「メイドのコスプレ」を見たって、全然心が動かなかったさ。
俺は徹底した「喪服未亡人」「巫女」「ランドセル背負った小学生」属性だったのだ。
メイドの持つ魅力、魔性は「頭では分かっていた」ものの「感じ取る事はない」というスタンスだった。
これが大前提。
で、今日の話だ。
「一緒に行きます? 例の店」
我が鬼畜盟友たる辻村詠二さんのお誘いを受け、純粋に「面白そうだな」と思った俺は、一も二もなくそのお誘いに乗ることにした。
これが数日前のフラグメントだ。
連日の夏バテを、とにかく休息を取ることで何とか追い払い、体調は約93%まで復調。
そして今日、いよいよ出撃の時は来た。
気分はすっかりガンパレードマーチ。
「どこかの誰かのメイドのためにィィィィ!」(某ドイツ軍人風アレンジ)
この時点での俺のメイド萌え率0・1%、ただ単純に「こいつは話のネタになるな」とそれだけだ。
新宿にて、無事に詠二さんと影磁さんに合流。
車に乗りこみ、駐車場を出ようとすると前のおっさんの車が非常に手際悪く、全く動かない。
「チッ、なにやってやがんだまったく!」
「歩道が広いではないか、行け」
お約束を交えつつ車に揺られる事約1時間、無事(でもないが)秋葉原に到着。
……フッフッフ、待っておれメイドどもめ(喜)。
この時点でのメイド属性率0・35%、敏感にその筋のニオイを嗅ぎ取り、俺の本能が反応したようです。
さて、途中色々と店に寄ってじっくりと秋葉原を堪能した俺たち。
いよいよ目的のお店にGO!!
エレベーターに乗り込む…前に、「夜勤病棟」のガチャポンを見つけたのですかさずガチャリ。
1回500円なり。
良く考えたら高いよな。
さて、いよいよビルの奥にあるエレベーターに乗り込み、6階へ。
「………………」
このエレベーター、凄すぎます。
どう考えても素人さん(オタク以外の方々)を排除する方向で運営されています。
まあ、ビルに入っているお店が「ゲーマーズ」ですから、確かに方向性は間違っていないでしょう。
当然の事ながら、俺の友人の7割は敬遠するものと思われます。
しかし俺は……。
「なじむ!! なじむぞッ!! 最高に『ハイ!』ってやつだアアアアアアハハハハハハハハハハーッ」
さて、そんなこんなで6階に到着。
エレベーターを降りるとそこは…あれ?
なんだ?
普通のお店ではないですか。
メイドさんなんか何処にも…と思った時だった。
「いらっしゃいませぇ。お客様3名様ですかぁ?」
ドッギャアアアーーーーーンッ!!!
オイラの「メイド指数」一気に35%までアップ。
ぬ、ぬぬぬぬう、なんてこった。
この俺ともあろうものがメイドさんに「萌え」始めているだとォォォォ!?
しかし、良く見るとメイドさんの髪の毛、完全な「黒のストレート」ではありません。
よ、よしッ!
多少心苦しくはあるが、取り敢えずはこの点を注目していれば、俺の「理想的メイドさん像」と違う点なので魂までは売り渡さずに済むはずッ!!
済まぬ「従業員」さん(なにが何でもメイドと認めたくない様子)、あなたには悪いが俺の魂の為に敢えて「欠点」を責めさせて頂くッ!
取り敢えずは着席した俺達、早速アンケート用紙を見つけて書き込んだ。
「出来ればストレートの黒髪を希望」
おっと、肝心な希望を書くのを忘れてはいけないな。
やっぱりメイドと言えばこれだろう。
「ネコミミ希望」
俺は全力で主張しよう。
こう書いたことがあるヤツは俺だけじゃないはずだ。
断じて俺はやましい事はしていない。
いや、間違っていない。
俺は大衆の意見に迎合するのは嫌いだが、この意見には絶対的に賛成だ!!
という訳で。
お腹の空いた俺たちは、結構本格的な飯を注文する事に。
カツカレー×3、ホットミルクティー×3。
しっかり大衆の意見に迎合してる俺(ダメじゃん)。
さて、メイドさんは二人いたのですが、我々を案内してくれたメイドさんではないほうの方はメガネ着用。
しっかりとツボを押さえてます。
しかも両肩におさげ。
やってくれます。
メイド占拠率50%に上昇。
さて、甲斐甲斐しくサラダを運んでくれたり、灰皿を持ってきてくれたり、メイドさんは忙しそう。
俺たちのテーブルには大量に物があるため、メイドさんも大変そうです。
で、これはまあいつもの事(店員さん男女に関わらず)ですが、ちょっとテーブルの上を広げてあげました。
「あぁ、すみませぇん」
メイドコーナー拡充!! より強力に!! その比率60%!!
だってしょうがないじゃないですか、めちゃめちゃ初々しくて可愛いんですよ?
あの状況で「鬼畜」モードを抑え切った自分を誉めてあげたい気分です。
さて、いよいよ食前の紅茶をメイドさんが淹れてくれる運びとなりました。
ポットから茶葉取り用の金網を通してカップに紅茶を注ぐメイドさん。
ちょっとぎこちない手つきです。
影磁さんに注ぎ終わり、続いて詠二さんに注ぎ終わったメイドさんは、オイラのカップに金網を乗せてくれます。
でも、金網はくるくると不安定に回るため、ちょっと拙い状態に。
オイラはそこで、余計なお世話かと思いつつも金網を真っ直ぐにしてあげました。
「ああン、本当にすみませぇん」
ズギュウウウウウウウウン!!
う、う、うううう初々しくて可愛いじゃねえか、この野郎ッ!!!!!!!!
メイド占有率85%まで上昇。
完全に独占禁止法違反です。
そこで思い出しました。
そう、今回このお店に来た理由の一つは、ある重大な質問をメイドさんにするためだったのです。
早速俺はメイドさんにご質問。
「あの、ちょっと訊いて良いですか?」
「はぁい?」
「出張サービス(心の中で慌てて取り消して)出前はやってないんですか?」
「えええっ!?」(驚きつつ笑顔で)
主張しよう。
俺は真面目に訊いたんだぞ。
やましい質問ではない。
絶対に、断じて間違った質問ではない。
「うちは出前はやってないですぅ〜」
「そうか〜、残念だなあ、やってれば毎日でも頼むのに」
そしてメイドさん、ちょっと恥ずかしげに笑いながら。
「えへへ☆ この格好でですかぁ?」
撃沈。
轟沈しました。
メイド属性突入です。
この瞬間、オイラ今までの自分が間違っていた事に気がつきました。
ごめんなさいメイドさん。
そして有難うメイドさん。
オイラ今日から、胸を張って「メイド属性」を主張します。
そして忠誠の証に、お店で使われているティーポットを買ってしまいました。
デジカメを持ってたら、120%画像をアップしたところです。
笑いたきゃ笑え!!
俺、幸・ザ・ボスは秋葉原のコーヒーショップ、「CURE MAID CAFE」を応援致します。
頑張れ!! メイドさん!!!!
PS1:詠二さん及び影磁さん、本日はお世話になりました、お蔭様で大変充実した一日を送れました。
「遊食倶楽部」とか「アロワナ型釣堀」とか、道すがらも非常に楽しかったです。
是非「メイド梁山泊」の実現に向けて、努力を積み重ねていきましょう。
PS2:でも、オイラ最後の魂までは売りませんでした。
ちょっと書きましたが、アンケートを提出した訳ですよ。
それに、オイラこう書きました。
「同系列の店でCURE MIKO(巫女)も設立希望」
2001年 7月 1日
ぐはああああ!!!!!!
「MADE」じゃなくて!!
「MAID」だってば!!!!!!!!
という訳で、軒並み修正しておきました。
俺はこんな間違い絶対しねーぞとか思ってて間違ってんだから世話ねーってば(笑)。
さて、巷じゃ大人気の「小泉内閣メールマガジン」について。
この企画、中々イキなものだと思う。
小泉内閣の「今までとは違うぞ」という意気込みが、こんな細かなところにも現れている訳だ。
とかく政治に無関心といわれる若い世代を狙ったこの企画、公私混同の嫌いがややあるものの、中々に目の付け所が宜しいのではないかと思う。
政治に無関心な若者、というのはよく言われる事だけど、若い世代に関わらず人々を政治に無関心にさせたのは一体誰か。
そりゃあ他でもない、政治家及び官僚自身である。
とにかく世間の常識が通用しない。
「永田町の論理」という言葉通り、あの白い建物の中でしか通用しない理屈を振り回しても、誰も納得しない。
つまり、揃いも揃って有権者から離れている訳だ。
あまり厳しい事は言いたくないが、これは重大な背信行為である。
何故ならば、政治家を選ぶ時に有権者は「この人なら何とかしてくれる」という意味合いで選ぶ筈だからだ。
それがいつの間にやら「永田町の論理」に引き摺られて向こうの世界に行っちゃったんじゃ、失望するのは当たり前だ。
要するに、無関心なのではなくとっくの昔に「失望」しているのだ、誰も彼も。
ただし。
政治というヤツは、それを甘く見た人間に復讐するものだ。
だから俺はしっかりと投票する。
何故なら、権利を行使しなかったものに文句を言う資格はないからだ。
「言論の自由」が保証されている限り、俺達は好き放題に政治家の悪口を言える。
無論、何の根拠もない誹謗中傷はもってのほかだが、政治家が悪口を言われたとしても、それを取り締まる事は出来ないのだ。
ただし、それは「政治に参加したもの」の資格であって、権利を行使しようとしない奴にそんな資格はない。
断っておくが選挙権はあくまで権利、義務じゃない。
それを自ら放棄するヤツは自分で「政治に参加しません」と言っているのと同じな訳で、勿論文句なんか言える訳が無い。
もしも日本の人口の9割が政治を放棄したらどうなるか。
勿論、政治家達の好き放題(都合よく)にされてしまうのは目に見えている。
当たり前の事だが、権力と言うのは生まれた瞬間から腐り始める。
それを何とかできるのは我々有権者の声なのである。
腐り始めた部分を突いて弾劾し、それを正すのは我々の役目だという事だけは心得ておいたほうが良い。
で、小泉内閣の話。
このメールマガジン、結構有権者以前の少年少女に人気があるようだ。
良いのではないかと思う。
こうして若いうちから政治に関心を持つだけで、これから何かが違ってくるものと思うぞ、俺は。
人気取りとも取れなくも無いけど、そうだとしても人気取りをこんな形で考え付くだけでも、小泉内閣というのは一味違うと思うしな。
ある方が仰っていた事だが、「圧倒的に期待されている」というだけでも今までと随分と違う筈だ、ということだ。
この意見、俺は全面的に賛成だ。
期待されているという事は、その分だけ監視の目も厳しいという事に繋がる訳だし。
勿論、小泉氏にもこの期待に応えようとする意思は十分に沸いてくるだろう。
それだけでも、この驚異的支持率は非常に良い意味合いを持つと思う次第なのだ。
で、ここまで語ったからには俺はメールマガジンを…実は購読していない。
理由は簡単だ。
政策、所信表明などは誰にでもわかる形でなければならないと俺は思っているから。
つまり、新聞やテレビでは分からない所信表明なんかするヤツを信用できるか、という事だ。
いちいちメールを購読しないと分からない政策なんか、どうやって信頼する事が出来るというのだろうか。
そういう訳で、俺はこういうものは購読する気は全くない。
新聞、テレビ、ラジオ、そういうもので十分である。
現在のところ、小泉内閣の政策は明瞭だと俺は判断しているので支持している。
もしもこの先、小泉内閣の政策表明がメールマガジン主体になり、新聞、テレビなどの媒体をおざなりにし始めるような事があれば、俺はこの内閣を信任できないだろう。
旧い考え方って訳ではなく、要するに何処でも統一された意思表明があれば良いだけの話、難しい注文であるまい。
兎にも角にも、小泉内閣はがけっぷちから進発したようなもの。
是非是非有効な政策を打ち出してピンチを乗り切り、人気だけじゃなくそれに見合った実力があるところを見せてもらいたいものだ。
そろそろ内閣発足時点から、ある程度の成果を問われ始める時期に差しかかっている。