コラム!!
何について語るかは気分次第。さて、今日のお題目は?


2002年  3月 14日   サイトのあり方・アンチテーゼ編

まず最初に。
今回は嫌になるくらい長いですので、ご注意を。

以前に日記の方で、鍵のSSサイト巡りをしていることは書いた通りだ。
そこであるサイトに巡り合った。

えーと、鍵系のSSサイトを巡ってみれば当る事もあろうかと思うので、まあ検索でもかけてみて下さい。

と言うか、是非訪れて頂きたいサイトである。
理由としては様々あるけど、純粋に面白いし、これから書く話についてご本人にお知らせしたい意図もあるし。
無断で書いた以上、そのままというのもどうかと思う訳ですね。
文中リンクは避けるが(理由は後述)、「プリン評」で検索をかければ、多分当ります。
トップに遠野美凪たんがいますので、すぐ分かるでしょう。
更に言えば、カウンターが麻雀パイの形をしています。
「a matter of taste」というサイトさんです。

まずはそのサイトの感想から。
これを書かないのはフェアだと思えないので。

視覚的には、凄くキレイなサイトであると思う。
で、コンテンツもうちのような雑多な物は感じさせず、すっきりと纏められている。
色使いもいい。
70000HITを超えているので、結構老舗ともいえるサイトだろうか。
肝腎の作品群もかなり面白かったし、そういった意味では楽しめるサイトであった。
独立コンテンツで「プリン評論」の話を扱っているのだが、これもなんだか愛嬌があって微笑ましく面白いコンテンツだったし。
もう、サイト持ちの立場で言えば、あちら様のセンスの足元にも俺は及びません。
もしもサイト運営に「勝敗」という概念があるのなら、間違いなく俺の「完敗」です。

で、ここまでで止めておけば、ただSS系サイトのご紹介、で終わる事になっただろう。

肝腎なのは、そのサイトのコンテンツで、「サイトのあり方」のような特集が組まれている事である。
その特集での管理者さんの考え方が、俺とまるで違う、と言うか180度違う、と言うより、螺旋状に捩れて540度違うと言ってもいい。
ホント、面白いくらいに正反対。
ネタ的には興味がある話だし、これは一発、アンチテーゼの提出のつもりで書いてみよう、と思い立って、同じ「サイトのあり方」について書いてみる。

さて、誤解の無いようにまずはお断り。

このサイトの管理者さんの考え方が「間違っている」と言うつもりは毛頭ありません。
無論、馬鹿にするつもりもありません。
当然、晒し者にしようという意図もありません、と言うか、閲覧者数で言えば圧倒的にうちが少ないんだから、むしろ晒されるのはこっちですし。
噛みついた、ってのは微妙な言い方ですが、悪意を持っていないという前提でならそれもアリ…かな?

あるのは、ただ単にアンチテーゼの提出に過ぎません。
別に内容が気に障ったとか、気分を害したってワケではありませんしね。

勿論、ご本人がここを読まれる可能性もある事を考慮した書き方をするつもりです、隠したり陰口を叩くつもりはありません。
更に言えば、むしろご本人に読んで頂きたいくらい。
別に「考え方の矯正」とかそんな意味じゃなく、「こういう考え方もあるのでは?」という意味で。

ただ、今回は管理者さんには無断でサイト紹介をしてしまった訳で。
この点、ご本人がお読みになって、不快に思われましたら申し訳ありません。
決して誹謗・中傷などの意図があってのことではありませんので、その点だけはご理解下さると幸いです。

文中リンクは、あちら様がそういう形でのリンクを拒否しておられるようなので避ける、と言うのが大義名分です。
判断した基準は、「管理人が相応しくないと判断したサイト」という条文です。
それから、無断引用・転載の類を避ける意味もあって、あくまで大意を書き出して、それをもとに論旨を展開致していきます。
因みに、大意は俺が纏めた物ですから、少々攻撃的にアレンジされています。

 

●えっと、まずはサイトの心構えから。

*まず念頭に置くべきは、サイトはアップしたら、誰でも見れるという事。
法に背く発言はもちろんの事、特定個人・団体に対する誹謗・中傷も論外。
更に言えば、閲覧者の発言についても、管理者は責任を持つべきである。

とまあ、これがあちら様の論旨ですが、この辺りは大体同意です。
罵倒や暴言は無責任に見ている分には楽しいですが、当事者だったら言うのもヤダし、言われるのも嫌ですし。
極力控えるに越した事は無いと思います、俺も。
ただし、限度ってものがあって、本気で罵りたくなる相手も世の中にはいる訳で。
そういう相手というのは、つけ上がらないうちに叩きのめす事も必要、という側面も認めざるを得ない、と俺は思っていますが。
問題は次。

*あるサイトでは、特定の会社に平気で「氏ね(=死ね)」と罵っていた。
こいつは典型的な勘違い人間である、恐らくは2ちゃんねらであろう。
2ちゃんねるとは、匿名性を最大限利用し、罵倒や中傷が飛び交う巨大掲示板群である。
2ちゃんねる語(これについてはご自分で調べて頂きたい:俺の注釈ね)や、2ちゃんねるにおける常識などは、他の良心的なサイトでは持ちこむべきではない。
何故なら、相手を不快がらせるからだ。

えーと、2ちゃん関連でアンチテーゼを提出するのが厨房臭くて素敵な俺なんですが、まあ、一般論では正しく見えるこの説ですが…。
この方が、絶対的に見落としていると思われる点があります。
それは「良心的な2ちゃんねら」の存在。
まあ、2ちゃんはあんな所ですし、出入りしていればそれは少なからず影響を受ける事もあります。
ですが、良心的な人間は皆2ちゃんねるなんか無視してる、というのが正しい訳じゃありません。
2ちゃんねらにだって、良心的、且つ常識的判断を下せる人間はいます、と言うか、むしろそちらの方が一般的な2ちゃんねらの姿。
この方の言う2ちゃんねらは、どちらかと言うと「厨房」と呼ばれるアホ連中です。
例に挙げられているサイトの管理者は、恐らく典型的な「厨房」だと思います。
まあそれは置くとして、うちなんかでは2ちゃん語くらいは使っても全然OKですし(つーか俺自身が使ってるし)、他のサイトでも平然と通しているのを良く見かけます。
それは、書く人の「発言の内容」が問題なのであって、発言の仕方は問題じゃないからです。
そこが問題無くクリアできていれば、受け入れてくれる方々も沢山いるのも確かな事実です。
そういった意味では、「2ちゃんねる『のみ』の常識を持ち出すな」という点には同意です。
ただ、2ちゃんねらと言うだけでひと括りで判断しちゃうのは、ある意味人間を個人で見ていないってことに繋がりかねない訳で、危険だと思うのですが、如何でしょうか。

*良く「嫌なら見に来るな」的な発言をする管理者がいるは、これはどうか。
WEBにサイトを置くという事は、誰でも見れるという事を意味しており、それなら無碍に客を追い出すような言動は慎むべき。
悪評も厭わないと言うなら話は別だが、それならば「何故サイトを立ち上げたのか?」と訊きたい。
ただし、タチの悪い客ならば、それは毅然とした態度で臨むべきだが。

さて、ここでもアンチテーゼをば。
最後の一文には完全同意するとして、それまでの論旨について。
多分失念していらっしゃると思うのですが、サイトは「見て欲しいからアップする」だけじゃありません。
もう片方に「自己満足」という意味合いもあります。
「嫌なら来るな、これが俺の世界だ、文句あっか」という人は、基本的に「自己満足」でサイト運営している訳です、正に俺がそうであるように。
勿論、楽しんで頂けるならそれは嬉しい事ではありますが、そちらを優先するってことは(俺の価値観の中では)ありえません。
自分が楽しい、これってかなり重要な事だと俺は思います。
ですから、「なんでサイトなんか立ち上げたんだ?」と訊かれれば、「自己満足だ」と胸を張って答えられます。
こういう価値観もアリだってことで、一つご理解下さいませ。
尤も、ウェブにある以上「見るな」ってのは無理な話でして、正確には掲示板に「書くな」って事ですけど。
つまりヲチされるくらいならOKって事かぁ………、自分で書いてて戦慄してしまったけど。

 

●続けてリンクページのお話です。

*大抵のサイトには、リンクページがあり、特に「相互リンク」はサイトのステータスになる場合もある。
しかし、そこに穴があって、紹介文と内容が一致しなかったり、時たまリンクしたら後はほったらかしというのを見かける。
リンク先が移転していたり、或いは閉鎖している時すらあって、これは言語道断と考える。
相互リンク先なら、恐らく連絡がある筈であるし、それをそのままにしておくというのは、実に失礼な話。
連絡が無いなら、相手がこちらをその程度にしか見ていなかったか、或いは礼を失した人間であるかだが、それに付き合ってやる謂れは無い。
自分で確認して、きちんと管理すべきである。
相手サイトの内容に責任を持ってリンクせよ、訪れる人のために。

うーん、これについてはアンチテーゼも反論もへったくれもありません。
何故なら、考え方が同じで、行動だけが違うからです。
俺の場合、実の所リンクにはかなり気を使っています。
うちはサイト自体がこんなですし、そのくせ俺は面白いと思ったところは片っ端から紹介したい人間なので、殆どこちらから一方的にリンクを貼ってます。
相手からしたらこんなサイト、どう紹介したらいいか分からないでしょうし、相互を申しこむなんてことしたことありません。
つまり、相手の内容を知らなきゃ、リンクの貼りようが全くない訳で。
その結果として、相手のサイトさんがこちらに貼ってくれることはままありますが、そうでもない限り、相互リンクなんてものにはならないのが普通です。
つまり、リンクしたときにはそれは相手サイトを俺が気に入っているからであって、ステータス、って考え方自体が理解できません。
ゆえに、リンクはあくまで「俺のお勧め」なんです。
ここまでは考え方として、自然に同じ道を辿っているのがお分かりかと思いますが、違うのはここから。
つまり、リンクというのは勿論閲覧者諸氏のための物であると同時に、管理人同士の交流でもある訳です。
特にうちのような弱小の場合は、明らかにそれ。
よって、リンク切り貼りに関しては、そこに「人情」という余計なファクターが加わる訳です。
ですので、交流していくうちに、相手の管理人が気に入らなくなって交流を断絶したサイトなんかも可能性としてはある訳で、そういった所はほったらかしになるのもやむを得ないかと。
まあ、弱小ならではの理屈なんですけど、そういった場合は、迂闊にリンクした自分を呪うのみですね。
この件に関しては、あちら様に理屈・行動ともに理があるのは確かです。
という訳で、あちら様の毅然とした態度、こちらも見習いたいと思います。

 

●続いて掲示板について。

*大体どこの個人サイトでもBBSは設置されてると思う。
個人サイトの場合、管理人と来客の交流の場にあることが多いが、だからと言って、他の閲覧者を蔑ろにする書き込みは避けるべきだろう。

えーと、これについては同意どころか、俺はもっと厳しいです。
他の閲覧者と交流が無いのは仕方ないにしても、蔑ろにしたり、或いはコケにしたりしたら、その場で速攻で吊るし上げます、一切容赦無しで。
その場合、口調は丁寧でも、殆ど言ってることは「罵倒」です。
俺はこの点、かなり厳しいです、と言うか、この点しか厳しくありません。

*時折、書きこみをチェックしない管理者というのがいる。
全ての書きこみにレスを返せとは言わないが、必要な書きこみに対してくらい、2日以内くらいにレスを返して然るべきだ。
出張中・旅行中ならいざ知らず、「忙しい」というのは理由にならない。
一日二桁の書き込みがある大手ならいざ知らず、数人分のレスも返せないとはどういう事か。
「忙しい」などといいわけしている暇があるなら、その手間でレスすれば良いではないか。
それどころか、中には「ゲームに夢中だった」という理由でレスを返さないのがおり、我が目を疑った。
是非問いたいが、何のために掲示板を設置しているのか?

さて、アンチテーゼです。
えーとですね、これは恐らく考え方の違いによる所が大きいと思います。
俺の場合、書き込んでくれた人の発言は、全て目を通します。
ですから、レスは全ての人に付けるようにしています。
ですが、これが実はかなり厄介な問題でして。
先の「リンク」の所でも言いましたが、気に入らない相手というのも確実に存在する訳で、そういう相手に書き込まれていたら、しかも、それが矢鱈レス返しにくかったりしたら、どう思うでしょうか?
少なくとも俺は鬱になります。
逆に言うと、俺のレスが異常に短かったり、かなりいい加減だった場合、それは気に入らない相手だってことになりますか。
俺の場合、臆面もなく(笑)とか(汗)とかつけますが、これがレスについてない場合、その人に対してはかなり鬱になって書いてます。
残念ながら、そういう連中に限って無神経ぶりを発揮し、全然こちらの意図に気がついてくれないんですが。
よって、今年に入ってからは、もうはっきり言う事にしてますけど。
俺にそう言う発言をされた人、気をつけて下さい…って、話が横道にそれたので修正します。
要するに、そんな精神状態で、他の方にマトモなレスをつけられるか? というのが問題です。
そこまで限定しなくても、凄く重要な問題とかに、脊髄反射でレスするのは如何なものかと。
俺は相手の言葉はじっくりと吟味して受け取りたいですし、しっかり回答を出してからレスしたいです。
ですから、間が開くのは決して本意ではありませんが、忙しい時の反射レスはなるべく避けてます。
早いレスより、しっかりと考えたレス、これが俺のモットーです。
まあ、ゲームに夢中でレスつけられないってのは、流石にちょっと問題ってことで、ここは同意ですか。

*心構えではあるが、勝手な書きこみや法を無視した発言など(自分自身を含めて)以ての外である。
断固たる措置を取るべし。
未成年に「酒を飲ます」という発言を平然としている成人とか、未成年が「煙草を吸っている」という発言をしているのを見掛けた事がある。
本気で怒った。
こういうのは言語道断である。

禿同、激しく同意。
この点、正に反論の余地もない完全無欠の正論です。

 

●更に更に、更新速度について。

*世の中には、毎日更新されなきゃ見る価値が無いという人がいる。
そんな酷な事はないでしょう(原文まま)。

下の1行はKanonの天野っちの言葉からの引用を想起させますが、内容には同意です。
「毎日更新されなきゃ見る価値が無い」とはね、そう来るか。
そんなこと言う人嫌いです。

*それが日記などのコンテンツなら、毎日更新が当たり前、そうでなければ日記などとは呼べない。
「忙しい」のは理由にならない、それなら忙しいと書けば良いし、どんなに忙しくたって日記くらい書ける。
事実そういう人は身近にいる。
途中で放り出すなら最初から日記なんて書くなといいたい。

はい、これは申し訳ないですが反撃します、アンチテーゼ提出じゃなくて。
日記、それは確かに「一日の記録」ではありますが、さてさて、それってかなり形骸化していると思いませんか?
少なくとも、俺はそんな表面上の意味にとらわれてはいません。
コンテンツとして見た時、『忙しかった』とだけ書かれた日記が面白いですか?
俺は読んでいてもつまらないし、第一、書いていてこれほど下らない物は無い、と感じますが、いかがか。
俺は先にも書いた通り、自己満足でこのサイトをやってます。
したがって、己がつまらないと判断した物を載せる気はありません。
それに、実際問題、その時はたいしたことは無いと思って放置しといたものが、後になってみたら面白かった、なんてのはざらにある話で、そういう「じっくりと煮こむ」意味合いもあって、毎日更新こそ俺は勿体無いと思う。
というか、毎日更新している方に逆に問いたい。
毎日、人を笑わす、或いは自分が笑えるだけのネタに恵まれているのか? と。
まあ、別に「笑う」に限った事じゃなく、考えさせるでも良いし、感動させるでも良いが。
要するに、物事を纏めてみるほうが俺は面白いと思うし、「点」で捉える事象より「線」で捉える事象に興味がある。
つまり、物事に対するスタンスの問題であって、「日記」だから毎日更新すべきってのは、それは辞書的な意味合いであって、実質を伴ってないだろ、と言いたい。
この場合の「実質」は「コンテンツとしての面白さ」って意味合いね。
少なくとも俺は、一つの事象をそのまま捉えるんじゃなく、多角的に捉えたいと思うし、そうするからには時間がかかって当然だと思っている。
だから、第一印象を並べただけの物には興味は無いし、そうなりがちな毎日書く日記には走りません。
本来、反撃する気は無かったけど、「毎日書けないなら日記なんか書くな」と断言されちゃったら、これくらいは許されるだろうってことで。
以下、ちょっとした余談です。
良く混同されるんですけど、この「コラム」と「日記」は明確なスタンスの違いの元に書いています。
「日記」はあくまで俺の廻りで、或いは俺自身に「起こった」事象をネタに書いていますが、この「コラム」は俺が「考えた」ことを書いている訳です。
つまり、「日記」のネタがなくても、「コラム」のネタが尽きる事は、俺が生きている限りはありません。
以上、余談でした。

*それとは別に、SSなどを毎日更新しろと勝手な事をいう人もいる。
そんな事ができるのは、よほど才能に恵まれた人か、暇人でろくに勉強もしない学生か、定職にも付かない穀潰しだろう。
短くて内容も薄いものなら書けもしようが、そんな物読みたいと思うだろうか?

えー、今回(元のサイトさんの方で)は気が立ってらっしゃったのか、かなり過激な表現が多いですね。
いくらなんでも「定職につかない穀潰し」は酷いと思います。
定職に付きたくても付けない人だっている世の中、これは優越者の一方的な罵言に近いと思いますよ?
ま、そんな言葉尻は置いておくと致しまして、内容はもう同意せざるを得ないでしょう。
これに異論を唱える人は、まず自分で1ヶ月間毎日SSを上げて、それで人を唸らせてからホザイテクダサイ。
それが出来ないのに「毎日SS更新しろ」なんて言うヤツは最低です。

*大抵の管理者は、お客様が来てくれる事をありがたく思っている。
だからと言って、無軌道無原則な要求に応える義務は無い。
一般常識を守って頂かなければ困る。
とか言いつつも、忙しい時に巡回先が更新されると読めなくて困るので、更新しないでくれとか思ってしまう事もあるが。

えっと、最後の1行がお茶目ですが、ここも含めて同意したいです。
無茶な事を押しつけてくる奴なんて、マトモに相手する気になりませんので。

 

●次は見易さのお話。

*本来、あらゆる人に見てもらう前提のあるサイトであれば、「クロスブラウザ(どんなブラウザでも正常に表示される)」を目指すべき。
しかし、企業ならともかく、個人サイトではそれは難しいし、精々ブラウザを指定するのが精一杯。
そのかわり、指定したブラウザでも問題が起こるのでは、これはかなりまずい。

まあ、それは正にその通りでして。
「見たくなきゃ見ないでいい」と思っている俺にしても、やはりブラウザなどの環境は気になるんですよ。
だからネスケでも確認とかしてますしね。
本当ならドリキャスとかケータイなんかも確認しなきゃならんのでしょうが。
残念ながらドリキャスは持ってないし、ケータイはウェブ見れないし。

*文字サイズを固定するなんてのは、(特殊な場合を除き)論外である。
誰でも目がいい訳じゃないし、文字が小さいと分かれば眼の悪い人は避ける可能性もある。
逆に文字が大きいと縦に長くなり、読みにくい。
文字サイズはブラウザ標準に任せるべきだ。
その上で、ブラウザの文字サイズ変更でも耐え得るように書くべきだろう。

うーむ、正直言ってどうでもいい話なんです、これ。
書く方じゃなく、読む方として言わせてもらえば、殆ど気になりません。
俺は目が悪いですけど、小さくたって別に気にはならないんですが…この場合は俺が例外の可能性が高いので、言及は避けます。

*無意味なセンタリングは、はっきり言って読みにくい。
特殊効果を狙ってならまだしも、読む人の事を考慮していないと言わざるを得ない。

どうでしょうかね?
俺もSSなどで使われると引くんですけど、普通の文章で使う分には別に気にはなりませんが。
ただ、目が疲れるというのは同意してもいいでしょうね。
その場合も大概は色のバランスなどで疲れる場合の方が多いんですけど。

*行間隔も大事にせよ。
長文は読みにくくなるし、間を適当にあけたいところだ。

えー、これは明確にアンチテーゼを提出したいと思います。
SS書きの人たちにはこれと同意見の人が多いようですが、無責任に読んでいる立場としては、行間隔がどうであれ全然気になりません。
むしろ、話の内容が気になるのであって。
話の内容が面白ければ、多少読みにくくたって全然平気ですし、つまらなければ読みやすくてもアウト。
薄情かもしれませんが、SSとかの評価ってそんな物だと思うのですが、いかがか。
いい例としては、テキストサイト「斬鉄剣」さんと「無題」さんですね。
前者はかなり改行はいい加減で、変な文章の羅列になっていますが、面白いのでぐんぐん読んでしまいます。
後者は行間隔は全くありませんが、これも文章の秀逸さで読み切れてしまいます。
いずれも文章の見栄えは宜しくは無い筈ですが、面白さが優先されています。
俺は、そちらこそが比重を置かれるべき問題点だと思うのですがね。
まあ、内容が同じでも読み易いならそれに越した事は無い、というなら、完全に同意します。

 

●今度はキリ番について。

といっても、この項目に関しては全体に同意致しますので、アンチテーゼもへったくれもありません、俺の考えをダラダラ書いてみます。
カウンターに於けるキリ番というのは、それは設定する事自体は悪い物じゃないのは確か。
それによって「キリ番ゲット」というイベントでサイトを盛り上げる事もできる訳だし。
勿論、俺の好きなサイトでそんなお祭りがあれば、俺も乗る。
けど。
それを報告しないと不機嫌になられる、ってのは流石に違うんじゃないか?
第一、俺みたいにコンテンツに個別にブックマーク貼ってる人間は、そもそもカウンターなんて見てません。
偶々踏んだ、という事はあるかもしれませんが、それ以上でも以下でもないです。
そのスタンスを責められる謂れは無い。
踏んだら必ず報告、これは一応俺は心がけてはいるけど、別に義務感で報告している訳じゃない。
というか、そんな事に義務感なんか持てないって。
友人関係なら「〜HIT踏んだよ」ってのは気軽に報告できるけど、偶々サーフィンしてる最中に、全然知らないサイトの、全然知らないジャンルでHITしたって、俺には何もできない。
まして、そこの管理人が真性厨房だったら、どうやって信頼しろっていうのさ?
そんな事に義務感持てるか?
キリ番設定して、その報告を義務だと思っている管理者様には、是非言っておきたい。
決して思い上がるなかれ。
訪問者のことも考えて下さい。

 

●そして、自サイトへのリンクについて。

http://www.cric.or.jp/qa/multimedia/multi15_qa.html
↑こんな話がある。
著作権の問題と関連してリンク制限に言及している事自体が無意味だが、それですら問題がある(この前後、イマイチ正確な大意ではない可能性あり:俺の注釈ね)。
例えば独特のURLであれば、その一部に著作権を主張するのも可能であるはず。
どこからどこにリンクしても良いという事だが、そんな事はない。

えー、恐らく感情的になっておられたのでしょうか、ここまでの件は、イマイチ正確に意思を読み取れませんでした。
そんなわけで、あえてリンク制限という点に絞って「俺の考え」をつらつらと書いてみます。
で、いきなりですが、これは反論に近いと思います。
もしもご本人がお読みになり、気分を害されたのなら申し訳ありません。
さて、リンク先のアドレスの文章を読めば分かる通り、「リンクした先の著作権はどうなる?」ってのが問題です。
これは、結論から言えば、ほぼリンク先のQ&Aに同意です、俺の場合。
というか、見られたくなきゃアップするなってのは、ウェブの基本事項だと思っていますし。
ご本人も、ほぼ無自覚ながら同じことを仰っています。
つまり、ウェブに上げたってことは、全世界に情報を発信したってことだ、と以前に仰られている訳でして。
そう考えると、その時点でリンク制限云々というのは効力を持たなくなる筈なのです。
全世界に情報を発したなら、そこに制限などが存在する筈はありません。
それこそがインターネットの利点であり、醍醐味であると同時に、恐ろしい点でもある訳ですから。
ただし、この問題と著作権の話は、俺は全く別問題だと思っています。
要するに、発信された情報を、読んだ方がどう扱うか、そこから著作権の問題だと思う訳ですが。

*ネットには様々なサイトがあり、中には公序良俗を無視したサイトもある。
そういったサイトからリンクされても困るだけである。
特に、2チャンネルの如きは雲霞のように個人ページに押し寄せ、荒らして回るような事を平然とやってのける。
そういった所からのリンクを禁止するのは、これは自衛のための手段である。

えーとですね、これに対しては、俺の文章はアンチテーゼとしては些か的外れです。
というのも、公序良俗を無視したサイトからリンクされたのなら、そのサイトを逆にプロバイダ報告してしまえばいいだけの話でして。
恐らく、あちら様が仰っているのは、アングラとか、エロサイトの話だと思う訳です。
あまり言いたくはないのですが、こういった所は、公序良俗云々ではなく、プロバイダがそれを認めている可能性が高いですね。
で、プロバイダがそれを認めてしまっているなら、それは「公序良俗」に違反している、とは言えなくなる訳で。
そういう意味では、彼らが運営しているのは、見事なまでに真っ当なサイトだと考えられる訳ですね。
公序良俗違反というのは、この場合は「規約違反」であったり「法律違反」であったりするサイトのことで、ネットでの法整備がなされていない以上、迂闊には語れる代物ではないと思います。
それに、世間的に言えば、風俗だって立派に認められてる訳でして。
なら、エロサイトの存在を拒む、というか否定する理由にはならんと思うのですが、まあこれは極論。
明らかな違反サイトが存在するのは否定できませんし、そういった所からのリンクを拒絶するべきであるのも同意。
で、2ちゃんねるについては前に語った通りですけど、確かに数が多い分、こういう事をする厨房の数も多いのは確かで、そういう弊害は充分ありうるわけです。
その点で、2ちゃんねるは悪くない、何てことは言うつもりは全然ないです。
壷厨は壷で大人しくしてろ、とは昔のあめざーの言葉ですが、全くその通りかと。

*更に言えば、これは閲覧する人のためでもある。
アダルトサイトから普通のサイトに飛んだら、それは嫌だと思う筈。
無論、それはこちらが嫌だという理由もあるが。
それと、カウンター設置サイトなら、来客数把握のためにも、カウンター設置ページ以外への直リンを嫌うだろう。
また、更新履歴などをトップに置くページが多いので、情報把握のためでもある。

えー、非常にしっかりした理由が明示されていますね、「そんな所からリンクされたくない」という事です。
それはまあ俺だってアダルトサイトからリンクされても、期待に応えられるものは提示できませんし。
俺のスキルじゃ、アングラ的な物も用意できませんし。
全くもって心情的には同意できる話ではありますが、極端に言えばそれはローカルルールというヤツでしょう。
それは来客者の良心とモラルに委ねられる所が多いと俺は思いますが。
やるヤツは何言ったってやるんだし。
因みに、管理者はかなり大きな権利を有しているんじゃないかと思いますが、そう言った制限の意味では。
コンテンツを削れる、掲示板の書きこみ制限を可能にできる、アクセス拒否できる。
そういう制限をハナから持ってる訳で。
ですから、無断リンクというのはある意味当たり前だと俺は思いますが、それでも管理者の定めるローカルルールや、相互リンクの拒否権くらいはあっても良いとは思います。
それは、管理者が快適な環境でサイト運営をするため、ですが。
そういう意味合いでの「リンク制限」であれば、俺も同意したいですね。

後は権利問題の話なので、ここは省略します。
俺はこれについての話題には、迂闊に触れたくないという理由からです。

 

思ってた以上に長くなった。
実は、これでやっと半分といったところ。
続きは次回に回そうと思うので、取り合えず向こう様のサイトさん、訪れてみて下さい。
面白いですよ。

お勧めは「少女探偵美凪」と「…やさしくしてください」かな。


2002年  3月 15日   サイトのあり方・アンチテーゼ編・その2

てなワケで、前回の続きで行こう。
しかしまあ、縦長なコラムだなー、オイ。
読んでくれる人いるのか?

というか、こういうのこそ「読んでくれる人のことを全く考えていない」って言うんだろうな……。

 

●二次創作について

*最初に断りを入れるが、これはあくまで自分の考えに過ぎない。

はい、こちらもあくまで自分の考え、というヤツを書き連ねます。
「お前、二次創作なんかとカンケーねーだろ」と言われる覚悟だったのですが、考えてみれば「俺屍」でSS書いてるし、ジョジョネタもアレは立派な二次創作のような気がします。
そんな訳で、二次創作作家同士の意見の交換、というレポート感覚でお楽しみ下さい。

*二次創作とは、あらゆるサイトで見かける原作を流用した創作物の事で、SS、WEBコミック、アレンジ曲或いは即売会で売られるゲームなどがある。

考えてみれば、アレンジ曲も二次創作にあたる訳で、そう考えるとかなりリキ入った二次創作作家ってことになるんですね、俺も。

*原作はアニメからゲームに至るまで多岐にわたるが、全ての二次創作に必要なのは「原作への敬意」である。
これなくしては、勝手気侭な駄文、或いは手抜きの一次創作でしかない。
その世界をいつまでも感じていたい、或いはもっと広げたいという純粋な思いこそが二次創作を生んだと考える。
「こみっくパーティ」における由宇(登場するヒロイン:俺の注釈ね)の言葉に同意する。

半分同意、ですかね。
というのも、純粋な思いという点で言えば、敬意というより「好きで好きで仕方がない」というのも動機としては成り立つからです。
むしろ、俺の場合はその思いのほうが強いですね、敬意よりも。
「チクショウ、この世界に俺も入りたいッ」ってのが心情としては分かりやすい言葉かと。
実はここ、かなり重要なポイントだと思います、のちの展開において。

*よって、自分は原作を根底から覆すような、原作否定的二次創作を納得して受け入れられない。
ある、話も絵も原作を貶めようとしていると思われても仕方ない同人ゲームが大売れしていたが、自分にはその理由が分からない。
しかし、自分の周りと限定する限り、原作ファンとは名ばかりの、人に迷惑をかけることをなんとも思わない非常識な連中のみが楽しんでいるように見うけられる。
尤も、これは自分の人間関係の運が悪かっただけかもしれないが。

ごめんなさい、失礼とは思いましたが、笑ってしまった部分です。
恐らくこの方が挙げているゲームとは「カノソ」だと思うんですが、如何でしょうか。
えーとですね、これは恐らく「二次創作云々」の括りで語るべきことではないと思うんですよ。
アレが売れたのは、恐らくあのしょーもない逆転の発想と、それを支えるゲーム要素が面白かったからです。
つまり、彼らは「ゲームクリエイター」として優れていた、と。
二次創作作家としては確かに首を捻りたくなる理由もわかるのですが、アレを作った人たちは、その視点で物を見ていないんですよ、きっと。
それはむしろ、クリエイターとして褒められる要素ではあっても、攻撃すべき点ではないと思うんですが、どうでしょうか。
それにもう1つ。
世界観を完全無欠に破壊し尽くすには、その世界観を非常に高い水準で理解していなければ不可能だと俺は思います。
よって、壊れ系の二次創作というのは、ある意味世界観を踏襲するより、ずっと難しいんじゃないか。
自分でもやってる身ですから、そう思う時がままあります。
そしてこれが重要な事なんですが、その世界観を深く理解するには、やっぱりその原作を「好き」じゃなきゃ無理だと思う訳です。
そういう訳で、原作を壊した二次創作というのは、ある意味「好きだからこそ」の賜物だと俺は思っています。
というか、そうでなければクロスオーバー作品なんて、かなり無茶があるものだと思いますし。
ただ、好きでもないのにネームバリューに流されて原作を使ってるとかなると、それは正に冒涜と言えるとは思いますが。
それ以前に、そんな作品、読んでもやっても聴いても面白くありませんけどね、根本が破綻してるんですから。
それと…余計なお世話は承知で書かせて頂きますが。
俺の友達は、「クイーン・オブ・ハート」も「北斗でボン!」も「カノソ」も「月姫打!」も面白いと言ってプレイしていますが、人柄は凄くイイ奴です。
まあ、俺自身に関して言えば「非常識」と言われても仕方ないとは思いますが。

*それとは別に、ダーク系と呼ばれる鬼畜・陵辱・虐殺などの暗い話を、そんな物とは無縁な原作に使って二次創作する人もいる。
更には、本当に原作を知っているのか疑問な、最早SSと呼ぶのもおこがましい作品もある。

えー、前半については、今は亡き「暗黒Kanon」さんが筆頭ですね、Kanonの虐殺SSで有名です。
一応暗黒Kanonさんの名誉のために言っておきますが、あのサイトの管理人さんはKeyのファンです、というより「でした」が正しいのか。
今はすっかり「はじるす」にハマっておられる様ですし。
それは置くとして、何でそんな作品が生まれるかというと、それはもう原作も「鬼畜・陵辱」も双方とも好きだから、でしょう。
尤も、暗黒Kanonさんの場合はやや意味が違う部分があるのですが、それについては今は言及はしません。
俺だって書ける条件が整っているのなら、神尾親子ドンブリ物とか書きたいと思いますし、あ、因みに俺は虐殺系は好きじゃありませんから陵辱系ってことになりますが。
愛姉妹+AIR、あまりの恍惚に目も眩むような設定です。
まぁそういう訳で、好きなんですよ、単純に。
そして、先にも言いましたけど、そういうのって「好きだから」書けるものだと思いますね、俺は。
それが受け入れられるか、或いは受け付けないか、それはまた全然別の話だとは思いますけど。
で、後半についてはもう言う事は何もありません、アワレ過ぎて何も言えません。
技術が足りなくてそう思ってしまうのなら、それはまだ良いんですけどね。

*では何故、このようなSSが存在するのか。
作者の技量が未熟である可能性もあるが、それ以上に「人が呼べる」からではないだろうか。
例えばKanonを使って二次創作を書いたら、それがSSリングなどで紹介された場合、無条件で200人あまりが読みに来る可能性がある。
それによって、オリジナルを読んでもらう事ができたりもするし、アクセスアップを図れたりもする。

うーむ、なるほどね、これは盲点でした。
嫌味でもなんでもなく、そういう形で二次創作を捉える考え方もある訳ですか。
俺は「リング」だとか「同盟」ってのは、参加するのが好きじゃないタチなので、これは想像の外にありました。
可能性としては否定はできませんね、確かに。

*こういった二次創作に意味がある、と反論されれば、全くその通りである。
しかし、理解はしても納得はできない。

立場は違いますが、同意はします。
俺の場合、むしろ「原作に忠実」である作品の方こそ「?」と思う方なので、そういう意味合いでは感じているもやもやは良くわかります。
まあ、お互いがお互いのスタンスで作品を作っていければ、それが一番良いんでしょう。
それから毎度明言していますが、この方のSSは俺は面白いと思っています。

 

えーと、ここから先の部分では、「不正コピーについて」「法律について」「君が代について」というコラムが並んでいます。
これらは基本的に「サイト運営」とは関係が希薄ですので、ここまでにしておきたいと思います。

 

さて、他のサイトさんをネタにしてしまった訳で、ご本人が見たら怒られても何も文句は言えないコラムになってしまったワケだが。
基本的にはアンチテーゼをぶつける形で表明してきたのが、俺のサイト運営に対する姿勢って訳です。
比較対象があると、分かり易いのではないでしょうかね。

因みに改めて書くと、うちは原則的に無断リンク承認、相互承諾です。
それどころか直リンクもOK、著作は流石に無断引用などをされたらキレますが。
あと、ブックマークなどは何処にくっ付けようが知った事ではありません、自己責任でいくらでもどうぞってところですか。

何でこんなに放任主義的かというと、それがウェブの特徴だと思っているから。
例えば、情報として欲していた物をどこかのサイトで見つけ、誰かに広げたいとする。
それがサイトの奥深くにある過去ログだったと考えてみる。

さて、無断リンク不可であるなら、この時点でまず管理者に承諾を貰わなくてはいけなくなる。
更に、トップページのみがリンク対象というなら、過去ログまで行き付くのは大変な作業ではないだろうか。
それって、なんかネットの利便性と相反する話じゃない?

無断リンク、及び直リンクOKなら、そのURLをコピペすれば一発で終わり。
随分違うと思うんだけど。

まあ、俺はネットってのはそういうものだと思っている。
勿論、著作物の大事な本棚の意味もあるけど、それでも俺はネットの根本理念には逆らおうとは思わないな。
先述の通りで、ローカルルールとしての管理人からの決め事には逆らうつもりはないけど、俺はそういうルールは極力設けない。

とまあ、これが俺にとってのサイトのあり方なんだけど、如何か。


 

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