アダム・ザ・ダブルファクター
さてさて、法条まりなと天城小次郎でお馴染みの、「イヴ」シリーズの一本です。
基本的に前作からの続きとなっていますから、前のほうの作品をやっていないと何がなんだかさっぱり、という事になります。
前の作品をクリアしてからプレイすることをお勧め致します。
エロ (点数が高いほどエロいです) | 85点 |
原画 (点数が高いほど俺的には綺麗) | 77点 |
キャラクター (点数が高いほど魅力があります) | 74点 |
ヴォイス (点数が高いほど上手です) | 92点 |
ストーリー (点数が高いほど完成度が高いです) | 71点 |
音楽 (点数が高いほどシーンとマッチしています) | 68点 |
システム (点数が高いほど扱いやすいです) | 74点 |
難易度 (点数が高いほど攻略が難しいです) | 21点 |
★前々作、前作と続いてきた「イヴ」の物語の、残されている謎を解いていくゲームです。
と言っても、このゲームでも謎が全て解けるわけじゃありません。
あくまで「繋ぎ」のゲームですから、どうしても消化不良の感が否めない所があります。
更に新たな謎も提示され、ますます混迷の度が深まった気もしますし。
●エロ
相変わらず、濃厚でサービス満点のエロエロぶりです。
ですが、刺激的なシーンはやや減ってしまった気がしますね。
節操の無い小次郎ちゃんの暴走はいい感じです。
●原画
「あれ? ひょっとして腕落ちた?」と言うくらいこのゲームでは荒い(ように見える)んですが、如何でしょうか?
●キャラクター
主人公の2人組は相変わらずのいいキャラです。
シリーズ通してのサブキャラ達も健在で嬉しくなってしまいますが、そういった従来のキャラはともかく、新キャラが余り魅力が無いのが痛いです。
ナイフ使いの男は結構萌えましたけど。
●ヴォイス
異常なほど豪勢な声優陣です。
勿論、演技は完全だと言って何も問題無いですね。
●ストーリー
流れとして、敢えて今までの大きな流れを省き局地的なものに絞ったものと思われますが、返ってスケールが縮んでしまったような気がします。
やっぱりこのシリーズは大仰でないと燃えないなあ。
●音楽
はっきり言って、殆ど記憶に残っておりません。
悪くなかったってことだけは記憶にありますが……。
●システム
主人公が2人という変則システムのため、視点が随分変化します。
多分慣れるまでは戸惑うでしょう、このシリーズに親しんでいる俺は随分慣れてますが。
あと、おまけモードがちょっとばかり寂しい物があります。
ゲーム中に見たCGをBMPで保存できるというのは優れものでしょうが。
●難易度
このシリーズには「バッドエンド」という概念は無いです。
とにかく目につく物をクリックしまくって話を進めていくゲームですから、そもそも難易度の概念自体が不用と言っても良いでしょう。
その分、謎を解いていく醍醐味を味わう事ができる訳ですが、今回は思わぬところにカーソルを合わせなくちゃならなかったりで、ちょっと手間取りました。
その分、難易度は高めです。
★まあ、このゲームだけで評価するのは多分間違いです。
このゲームの本当の価値が完全に分かるのは、このシリーズが完結した時だと思いますし。
ただ、前作からの繋ぎとしての役割が露骨過ぎて、今回はエンターテイメントに欠ける気がした訳です。
間もなく次回作が出るようですから、期待したいと思います。