D+VINE[LUV]
やっつけ仕事になりがちな「RPGエロゲー大作」を、ほぼ理想的な形で実現・融合した快作です。
しかし、RPG色が前面に押し出された結果、シナリオ的な部分の薄さは出てしまいましたね。
これはゲームバランスとも直結する事ですから、ある意味仕方のない部分があるとは思います。
RPG部分が凄く本格的なのに、おまけにシナリオが重厚すぎて、ゲーム時間が長くなりすぎたら格好がつきませんからね。
エロ (点数が高いほどエロいです) | 81点 |
原画 (点数が高いほど俺的には綺麗) | 87点 |
キャラクター (点数が高いほど魅力があります) | 70点 |
ヴォイス (点数が高いほど上手です) | なし |
ストーリー (点数が高いほど完成度が高いです) | 63点 |
音楽 (点数が高いほどシーンとマッチしています) | 71点 |
システム (点数が高いほど扱いやすいです) | 62点 |
難易度 (点数が高いほど攻略が難しいです) | 50点 |
★基本的にシリアス路線の話を軸にゲームが進んで行きますが、おまけとして色々攻略できるヒロインがいて、そっちは結構笑えたりもします。
ただ、ゲームの密度がそれほど濃くないので、キャラクター造形とかは、イマイチだったりもしますね。
そうかと言って不満があるかと言うと、そんな事はありません。
何故かと言うと、結構キャラに萌えられるからですね。
●エロ
これはあんまり不満がありません、充分なくらいに合格点だと思います。
とは言っても、爆汁系ではなく、描写が丁寧ってカンジですが。
娼婦さんたちがいるんですが、ここのエロシーンは結構充実していると思います。
●原画
目もとの処理とかに特徴があるんですが、俺はかなり好きですね、この絵柄。
と言うか、本田さんは結構有名な原画家さんだそうです
●キャラクター
先にも言いましたが、キャラクターの設定云々は非常に浅く、表層くらいしか出ていません。
でも萌えられるくらいの要素は充分揃ってますから、充分といえば充分です。
●ヴォイス
ないですね。
●ストーリー
基本的には、二人のヒロインに挟まれた主人公の話ですが、シリアス路線で進んで行きます。
しかしストーリーの展開よりも、いつの間にやら自分のレベル上げに躍起になってしまうところが出てくるので、あまりストーリーの味はわからない……と思います、RPGが好きな場合は特に。
ウス味ですが、最後のほうは結構圧巻でした。
●音楽
雰囲気ものです。
必要十分条件、といったところかと。
●システム
本格RPGですが、使用武器によって動きが変わったり、条件設定がかなりキツイです。
操作などは簡単だとは思いますが、それ以外の点では、かなりきつめの設定ですね。
一度システムに慣れれば、かなりのめり込めると思います。
●難易度
話を攻略していく事自体は、一本道に近いですから難しくありません。
サブヒロインまで攻略しようとすると、これは難しいと思います。
★総評としては、本格的なエロが所々に詰めこまれたRPGという形で、逆に解釈しておいた方が良さそうですね。
全体のバランスは良く取れていて、最後の瞬間までレヴェル上げが楽しめますので、息切れするような心配がありません。
ハマッたら恐いゲームといえば適当な表現になるかな。