またまた後書き


 まず始めに、あらかじめ宣言しておきましょう。
 この話の続きはありません。
 たくさん不明な点や謎が残ってる事は認めますが、それでも続きはありません。
 何故かと言うと、「書けない」からです。
 私は徹底的に「シリーズ」というヤツが苦手ですので、書きたくても書けません。
 これがプロの作家さんなら、残された謎を解き明かしていったり彼等の過去に遡っていったりして、きちんとシリーズ化していくのでしょうが、私にはそういう能力がありません。
 これが理由です。
 尤も、「続きが読みたい」なんて方がいるかどうかは疑問ですが(笑)。

 それでは次に。
 お読み頂き、誠にありがとうございます。

 さて、この話の二人組、分かる方なら一発でモデルが分かる筈です。探偵事務所に、特殊な能力、そして男女のコンビ。
 そうです、そこのあなた、良く分かりました。正解です。
 「デビルサマナー」の名コンビ、葛葉キョウジとレイ・レイホウです。
 尤も、性格は全く違います。
 どちらかと言うと、「スターダスト」シリーズのボギー&ジギーになってますね。

 この話には、残虐な表現や暴力的な表現が多く含まれていますが、決してホラーでも怪奇ものでもありません。
 れっきとした「ハードボイルド」です。←どこがだよ!
 「ハンフリー・ボガード」という人名を小説の中に出したら、その瞬間からその話は「ハードボイルド」になるのです。
 これは、コーラを飲んだらゲップが出るのよりも確実な法則です。
 ですから、誰が何と言おうと「ハードボイルド」です。

 で、何で退魔師が題材なのかと言うと、要するにカッコイイんじゃないかと(笑)。
 普段は三枚目で、いざとなるときちんと仕事をこなす奴って、男としてはカッコイイと思うんですよね。
 そう言う奴を書いてみたいかなー、と思ったのがきっかけです。
 そう言う奴を考えた時、一番しっくり来るのって戦闘系のキャラだったんです。
 で、人間と戦わせると余りにも表現がきつくなりそうだったので、相手を悪魔に設定してみました。

 トウビョウと言う妖怪は、ホントに伝承の中にある存在です。
 でも、瓢箪の中に住んでる蛇、って設定だったような記憶もありますが。
 人に取り憑いて、エキスを吸って生きるという性質の悪い奴です。
 そこらへんを弄って、アレンジしてより怪物性を高めてみたんですが・・・。
 いやあ、なんかモロに「葉っぱな鬼」っぽいですね。
 影響って、怖いなあ。

 神奈川県清川村というのは、実在の地名です。
 行ったことあります。
 夜行くと、マジでなんか出そうです。
 でも、ダムで沈むのはもっと先の話らしいです。
 現在交渉中なのかな?
 勿論、殺人事件が頻発した事は一度もありません。地元の方々、ごめんなさいね。

 しかし読み返してみると、主人公が出てくるのが遅いこと(笑)。
 このあたりの演出は、もっと功夫(クンフー)を積まねばなりませんね。

 では、また何か書くと致しましょう。
 それでは、再見!!


 〜〜〜〜真夜中にMANOWARを聴きながら〜〜〜〜


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