Natural zero
さて、更に時代は積み重なってナチュシリーズの3作目が登場しました、それがこれです。
システムは大きな変更はありませんが、各所に色々な変化をつけ、今までのシリーズの総纏め的な要素を盛り込んであります。
しかしながら、これ単体でもそこそこ楽しめる作りではあります。
エロ (点数が高いほどエロいです) | 81点 |
原画 (点数が高いほど俺的には綺麗) | 83点 |
キャラクター (点数が高いほど魅力があります) | 80点 |
ヴォイス (点数が高いほど上手です) | 88点 |
ストーリー (点数が高いほど完成度が高いです) | 70点 |
音楽 (点数が高いほどシーンとマッチしています) | 74点 |
システム (点数が高いほど扱いやすいです) | 70点 |
難易度 (点数が高いほど攻略が難しいです) | 71点 |
★今までのシリーズと比べてみると、それほどエロくないしそれほどエグいシーンもありません、極めて常識的な進み方をしていくゲームですね。
無論、ヒロイン調教は可能ですが、前2作のようなカタルシスを感じるような事はなかったです。
どちらかと言うと落ちついた雰囲気のゲームでした。
このゲームの正しい楽しみ方としては、ゲーム本編よりもむしろシリーズ総決算ともいえるおまけの数々にあると思います。
よっておまけの分の点数が評価に足されていると思ってくださいませ。
●エロ
前2作で見られた鬼のようなエロさは消え、比較的まともなエロさになったと言えるかと思います。
濃厚爆汁的なものを期待するとはずれると思いますが、そこそこ充分なエロさはあります。
●原画
シリーズ中、最もロリな印象を与える絵柄です。
悪くありませんし、非常にポップな絵柄だとは思いますが、如何せん前作の針玉さんの画が良過ぎました。
主婦の方が描いていらっしゃるようですが、まあ文句はないものの、出来ればそのまま針玉さんでいって欲しかったような気もするって事ですね。
●キャラクター
今回は実の妹とヒロインキャラの絡みなどがメインになっていますから、きちんとした差別化は計られています。
しかし、如何せんキャラが少ないです。
主人公は夏目漱石を意識したキャラ作りのようで、珍しく丁寧語で喋りますが、小技ながらこれは新鮮でした。
●ヴォイス
別段文句はありませんが、派手な演技はありません。
このシリーズではド派手なシーン描写が結構楽しみだったので、ちょっとだけ残念ですね。
●ストーリー
例によって純愛シナリオを見た事が無いので、ストーリー自体の良さは分かりません。
しかし、鬼畜的なエンドとしては、やや唐突でした。
●音楽
このシリーズ全てに言えますが、曲は「あくまでもBGM」というスタンスで作られており、これだけで目立つって事はないです。
ある意味、理想的なBGMと言えるかと。
●システム
基本的にはシステムに大幅な変更はありません。
しかし今回はフラグ管理とはそれほど大きな絡みはないようで、意外と攻略に影響を及ぼさないようです。
まあ全く関係がないって事はないでしょうけど。
それとは別に何よりも特筆すべきは、「おまけ」の充実です。
前作では見れなかった彩音のエロシーンとか、見たいと思いつつ見れなかったシーンが目白押し、本編を凌ぐ濃い内容です。
これこそこのゲームのメインだと思っても良いくらいです。
●難易度
シリーズ中では最も低い……と思うんですが、どうでしょう?
純愛方面の情報が全くないので、良く分かりません(汗)。
★総評として、シリーズ集大成的なイメージを持たせつつも、本編よりもおまけの充実、という浮いた部分があるゲームです。
とにかくおまけさえ出してしまえば、このゲームの価値は一気に20%アップすると思っても良いでしょう。
逆に言えば、シリーズで一番始めに手にすべき作品ではない、ってことです。
まずは全2作を攻略してから楽しむべきです。