野々村病院の人々


先にも紹介した「河原崎家〜」と同じく、元はシルキーズのゲームでした。
基本はシリアス路線の探偵モノなんですが、主人公のキャラが弾けてるので、それほど重くは感じません。
非常にオーソドックスなアドヴェンチャーゲームで、勿論エロも手を抜いていません。
コンシューマーにも移植されましたが、移植作としてもレヴェルが高いものになっています。

エロ (点数が高いほどエロいです) 81点
原画 (点数が高いほど俺的には綺麗) 92点
キャラクター (点数が高いほど魅力があります) 88点
ヴォイス (点数が高いほど上手です) なし
ストーリー (点数が高いほど完成度が高いです) 89点
音楽 (点数が高いほどシーンとマッチしています) 82点
システム (点数が高いほど扱いやすいです) 88点
難易度 (点数が高いほど攻略が難しいです) 61点

 

★非常にバランスがとれた、実に纏ったゲームです。
「河原崎〜」と殆ど同じスタッフで作られていますから、何処か似通った雰囲気があります。
シナリオは基本的に一本道ですが、選択肢によってエンディングが変化していきます。
お話としてみても中々に重厚で、話の核心に迫っていくのが結構楽しみです。

 

●エロ

「河原崎〜」でエロをやり尽くした分、こちらではちょっと控え目です。
向こうではもう四六時中エロエロだったんですが、こちらは必要に応じて出てきます。
どちらかと言うと「エロ」と表現するより「エッチ」というカンジですね。

●原画

原画は俺が大好きな横田さん、「河原崎〜」に増して美麗な絵柄となっています。
勿論相変わらずの動画もあります。
フロッピーの読み込み、五月蝿かったなあ(苦笑)。

●キャラクター

今回はかなりキャラ造形に力が入っています。
主人公・琢磨呂は言わずもがな、ヒロインの4人や影で事態を操る妖艶な女性などなど、みんな非常に良くキャラが立っています。
「人間が事件を起こす」という根本的な部分を良く押さえていると思います。

●ヴォイス

Win版にはありますから、買うならそちらがお勧め……って、今更98版なんか売ってないか。

●ストーリー

殺人事件の謎に迫る、中々重厚なストーリーです。
結構細かな所まで気が配られている、練り込んだストーリーだと思いますね。

●音楽

ハードボイルドな雰囲気を演出する、凝った音楽です。
BGMとしてはかなりデキが良いほうに入ると思います。

●システム

非常にオーソドックスなアドベンチャータイプです。
凝ったことは何もしていませんが、選択肢の多さと、フラグ管理にてこずる事でしょう。

●難易度

本筋を辿るだけなら大して難しくありません、ノーミスでいく事も可能です。
しかしながら、それだけでは「野々村マスター」と呼ばれる達人にはなり得ません。
全てのCGを集めるとなると、かなり無茶苦茶な苦労があること請け合いです。

 

★総評として、非常に真っ当な探偵モノです。
敢えてアドヴェンチャーという方式に拘ったのも、選択肢による行動管理を重要視したためと思われます。
本格的な18禁探偵モノの最右翼といっても過言ではないでしょう。
是非一度、コンシューマーでもいいからプレイしてみて下さい。

 

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