「俺屍」を骨の髄までしゃぶり尽くしている方々へ


★ま、今更プレイの仕方がどうのこうのなどと俺が偉そうに述べる筋合いのものではないよね。
な・の・で。俺的解釈による「俺屍」の世界観に迫ってみたい。
あ、勿論ご意見や反論などありましたら、大歓迎なので。

■最強の術って、な〜に?

これはもう、絶対に「太照天」だと思う、俺は。
夕子さんが創ったのか昼子ちゃんが創ったのかは不明だけど、天界の棟梁たるに相応しい術だ。
攻防一体とはこの術のことだよね。
これを手に入れて戦ったら、黄川人クン&八ツ髪のコンビをあっさりと倒しちゃったし。
それまで手に入れてなかったからさっぱり勝てなかったんだけど、同じボスとは思えないくらい楽になった。
俺はこの状況を「ミジンコとシロナガスクジラの違い」と呼んでいる。

やっぱりお姉ちゃんの方が一枚上手のようだね?黄川人クン(笑)。

■一番使える職業は?

これはまあ、各人にそれぞれ意見があるだろうなあ。
俺的には気に入っているのが拳法家と弓師の二つ。
何故かと言うと、奥義の3連攻撃がかなり強烈だから。
良く聞かれる「拳法家の攻撃力は弱い」という意見、あれは俺は賛同しないな。
どんな職業でもそうなんだけど、そのヒトにあった属性武器をセットしてやれば、同じ人物とは思えないほどの攻撃力を発揮するもんだ。
びっくりしたのが、火の技が強い子に「燃える拳」をくれてやった時。
それまで「バサラの拳」を使ってたんだけど、ダメージが250違った。しかも茨城大将に対して。
要するに、どの職業も適性次第ってことだね。
俺は奥義の継承には拘らないから、平気で親子の職業換えをしちゃうほう。
どうせ、奥義なんざ放っておいても強くなれば復活するしね。
そういう訳で、子供に合った職業を選ぶのが吉かな、多分。
ビジュアル的に言えば、俺は拳法家の女と槍使いの女が良いな。
あの生足我が子ながらむしゃぶりつきたくなるような(以下、自主規制により削除)。

■黄川人クンってば、ホントは良い奴?

さて、男ながらに色っぽい生足と、ヒネた性格と高山みなみサンの声がおねい様方に大人気の黄川人クン。
氷ノ皇子とのちょっと危なげな義親子関係なんかも手伝って、同情票が集まる集まる(笑)。
かく言う俺も、彼のことを最期まで憎む気にはなれなかったね。
何故って、当然のことに彼は「被害者」だもん。
俺がゲームをやってて、一番憎いと思った奴は、帝。
尤も、今の帝かどうかは分らんのだけどね、「時の」帝って表現だし。まあ、とりあえず俺的には代理で今の帝を憎んでたりするわけだ(笑)。
あと、問題なのは夕子さん。
彼女としては人間達に善意で行ったことだろうから憎くはないんだけど、ちょっと浅い行動だったね。
さてと、横道に反れた話を戻して、稀代の問題児・黄川人クンについて。
彼が本当は良い奴だって思う根拠は、彼自身の口からも幾つか漏れている。
何本目かの髪の毛と戦うときの台詞に、こんなのがあった。
「かつて愛したオモチャ同士の戦いだ、興奮しないはずがない。勿論、ボク達鬼と君達人間の闘いには、全然似ていないよね?」
そう、深読み大好きなあなた、良く出来ました。
彼はずっと「愛されたかった」んですよ。
彼の育った境遇に「愛情」の絶対量が足りなかったことは分ってるよね?
氷ノ皇子が彼を拾った時にはもう手遅れなくらいに歪んじゃったんだろうし、多分、皇子の愛し方も不器用過ぎたんだと思う。
どうしようもない悪党が、「愛されたい」なんて言うと思う?思わず口走ったにしてもサ。
ついでにもう一つ。
「殺すまでは考えなかったよ?ボクはそこまで残虐じゃないし、それに・・・、楽しみが増えるからね。」
俺はこの言葉、ストレートにそのまま解釈してます。
「楽しみ」って部分がやや引っかかるのは誰でもだろうけど(笑)、彼にしてみれば、俺ら一族との闘いだって立派なコミュニケーションでしょ?
多分、本当に彼は楽しんでると思うよ?
思いっきり穿ってみれば、彼はひょっとしたら、止めて欲しかったのかもしれない、自分をね。
愛したいし愛されたいのに、憎しみに囚われた自分を解放できなくて、最期の手段として誰かに止めてもらおうって考えてたのかも。
彼ならそれくらいは考えそうじゃない?
「皆で一緒に地獄へ落ちようよ?」
なんて台詞は、そんな寂しがり屋の彼の一面だと思うんだけどね。

最期に彼が良い奴である動かぬ証拠を。
敦賀ノ真名姫を解放して御覧なさい、俺の意見には一切反論の余地がなくなるから。

■太照天昼子って、カマトトで大嘘つきで、実はとんでもない極悪人?

イツ花ちゃん、自分を卑下するのはお止めなさい(笑)。
まあ、神様を天界に追い返した時のあの手紙を読めば「ロクに敬語も使えない」ってのはどうやら本当のようだけどね(笑)。
さてと、黄川人クンとは対照的に、全くの悪者扱いのこのヒト。
やれ「可愛い顔してかなり極悪」(実はこの意見、ビジュアル的に好き)だとか、「彼女はヴィッチ」(大笑いしました、読んでて)だとか散々言われてるけど。
違う、断じて違う!!
と、古代進調に叫びたくなるね、俺。
そう思う理由は後述するとして、このヒト、美人だよね〜〜(笑)。
那由多ノお雫さんの次に美人だと思うよ。
勿論、イツ花ちゃんも美人なのは当たり前だよね。
こんな美人に面倒見てもらってるんだから、一族皆、気合いれてガンバラねーとな(笑)。

さて、実の弟にまで「エゲツない」といわれる彼女を弁護するのは大変だけど、まあ美人の為には一肌脱がないとね。
問題は、その「エゲツない」という点にある。
以下はかつて公式サイトの掲示板にも書き込んだことの、焼き直しというか、バージョンアップね。
参考として、para k 様のご意見を一部引用させて頂きます。

人間が一番エゲツない時って、どんな時だと思う?
それは、自分にとって大事な人を何がなんでも助けたい時じゃない?
ほら、親が子供を助ける時って、なりふり構わないものでしょ?「エゲツない」ってことは、要するにそういうことじゃない。
その良い例が、オープニングのお輪さん。
だって、倒すために来た相手が目の前にいて、倒せる実力もあって、それでも子供を助ける為に、18禁の放送自粛の出版禁止的な行為までしちゃうんだぜ?
昼子ちゃんだってそうだろうと思うよ、当然。
先述したけど、黄川人クンが根が良い奴だってことは、姉弟の彼女には良く分っている筈。
その弟が、心で悲鳴を上げながら荒れ狂ってたら、姉の立場としてはどう思うかな?
それを笑って見てられるような奴を、天界が受け入れられると思う?
彼女が行なってきたことは、結局弟を助けたい、って一心だと思うよ、俺は。
要するに、彼女は「悪役を演じている」のであって「悪人」でも「悪党」でもないってことだね。
きっと、実の弟にも、俺ら一族にも、それに他の神様なんかにも嫌われることなんか、彼女はとっくに覚悟してるはず。
覚悟の量が違う。その一言だな。
だって、嫌われまくって手に入れたものが天界統一だけって、そんなの望む人がいたら、そいつは黄川人クン以上に問題あるって。
彼女が本当に望んだものは、人間の都合で奪われた「幸せな家族」との生活だと思う。
彼女が問題なのは、そのエゲツなさが少々行き過ぎている点。これは確かに弁護の余地がないね。
これはpara k さんの意見の拝借なんだけど、昼子ちゃんだって例の事件の時は被害者だった訳だよね。
だから、時として人間や他の神様に対して嫌悪感が先に立つ事もあったんじゃないかな?そういう時に、思わずかっとなって行き過ぎちゃったとか、ありえる話でしょ?充分に。
それで、俺らの一族を利用するとか、追放した神々を利用するなんてことを思いついたんじゃない?
でも、彼女だって文字通り人の子。
自分の選択に後悔することだってあるだろうし、相手に対して悪い、と思うことだってあるに決まってる。
だから、せめてもの埋め合わせに、一族が神の子として甦る、ってなことを約束したんだと思うよ。
イツ花ちゃんも言ってることだけど、天界で一番偉い神様が褌洗ってるなんてこと、冷静に考えたらおかしいじゃん。
そういうところも、彼女の弟思いなところだよ、きっと。
そして彼女の決め台詞、「明日をバーンとォ!!信じましょ」ってのは、彼女自身に対する言葉でもある、そう思わない?
彼女としては、「黄川人クンを救う方法は、彼を倒す以外にもう残っていない」って思ってたから、全てはその為の行動だと思えば、納得いくでしょ、全部。
だからこそ全てを知っていた(と思われる)お輪さんは、最期に「全部チャラにして良いんだよ」って台詞を残したんだと思う。
以上、彼女の弁護でした

 

明日を信じるだけでは幸せにはなれない。でも、信じなければもっと幸せにはなれない。
だからこそ、明日を信じるんだよね、人間って。


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