臭作


えー、世間一般の鬼畜者にとっては「聖典」とも言うべき位置付けをなされている作品ですが、俺的にはそんな高評価ではないです。
無論評価されるからにはそれなりの良いところはあるんですが、このゲームは色々な意味で問題作です。
これをプレイしたからと言って、そう簡単に「鬼畜最高」と言えるゲームではないと思います。
1年ほど前まではかなり高く評価してたんですがね……。

エロ (点数が高いほどエロいです) 82点
原画 (点数が高いほど俺的には綺麗) 88点
キャラクター (点数が高いほど魅力があります) 62点
ヴォイス (点数が高いほど上手です) 76点
ストーリー (点数が高いほど完成度が高いです) 37点
音楽 (点数が高いほどシーンとマッチしています) 79点
システム (点数が高いほど扱いやすいです) 47点
難易度 (点数が高いほど攻略が難しいです) 64点

 

★各種バリエーションが揃ったエロシーンと、視点が何気に変わる選択肢が中々面白い効果を演出します。
それ以外のシーンではルーチンワーク的ですね。
エロシーン堪能のために何処まで踏ん張れるか、それがこのゲームのポイントです。
正直に言って、「面白さ」や「楽しさ」とはかなり縁が遠いゲームです。

 

●エロ

画の美しさとバリエーションの豊かさ、パターンの変化などは流石と言えます。
しかし、女性の反応はかなり良くないです、これがこのゲーム最大の欠点ですね。
要するに「イヤな筈なのに感じちゃうわん」という「悦び」の反応が皆無なのですよ、鬼畜者としては許せません。

●原画

画は綺麗です、キャラデザはかなり好みですね。
ゲーム中で盗撮に使う機材によっては動画も見られますが、この美しさはかなり秀逸だといえます。

●キャラクター

主人公の臭作のキャラがまんま遺作だともいえますが、基本的にはオヤジ路線一直線でいいカンジです。
他の女性キャラは全然大したことはないです、小粒ってカンジですね。
エルフには珍しく、キャラ造形に手を抜いた気がします、遺憾ですな。

●ヴォイス

結構バッチリ合っているようですが、そんな上手って印象はなかったです。
まあ無難なラインです。

●ストーリー

誠に申し訳ないが、これはかなり最悪です。
結局純愛路線を際立たせるための鬼畜という扱いのようで、ゲームが終わった後、思わずモニターに拳を打ち込みそうになりました。
一番陵辱したかったキャラがアレでは……。

●音楽

これは中々良いです、結構いい雰囲気でてると思います。
ただ、単体では聴いてられませんね。

●システム

結構厄介です、独特のシステムを採用していますので簡単には説明できませんが、盗撮の時間合わせが大変で頭使います。
しかも、一人でも逃すとバッドエンド。
結構辛いです。

●難易度

そんなシステムとの絡みもありますから、難易度は比較的高い部類に入ると思います。
エンディングを見るのは結構な労力を要するでしょう。

 

★総評として、非常に単調なゲームで、エロシーンだけが取り柄と言えます。
誠に悲しい話ですが、これがこのゲームの現実です。
鬼畜云々の前に、ゲームとして宜しくないと感じざるを得ませんでした。
あまり宣伝文句に躍らされないほうが宜しいかと。
エルフにはもっといいゲームが山ほどありますからね。

 

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