1020年7月
酸多奈の第2子がやってきた。
男だそうだが…切れ長の目、不敵な笑顔、一見美形に見えるこの面構え。
そして、可能性を秘めた素質の高さ。
須斗伶(『ストレイ』ツォ……く、苦しいね)
まあ、文字が入らないんだからしょうがないわな。
それはともかく、須斗伶の身体能力の高さは抜群、この調子で伸びてくれれば、相当な強さになるだろう。
おそらくボス戦も可能になってくる筈だ。
ここから先は、やはり1000点を超える神様との交神が鍵を握りそうだ。
さて、須斗伶は弓使いに就任。
理由はまあ、実戦で分かることになるだろう。
では、ご挨拶をば。
「ストレイツォ容赦せん!」
さて、小緑の寿命はおそらく今月まで。
頑張ってくれた彼女に感謝である。
で、須斗伶は呂婆斗が英才教育を施すとして、今月は三人での出撃だ。
まず、前回大量に手に入った「竜骨の槌」を売り払う。
これで一気に2万両近い金額が手に入った。
あとは、これを投資するだけだ。
商業部門に5000両、宗教部門に3000両を投資する。
今後のことも考えると、基本的にはこのペースを維持したいところだ。
さて、それでは三人での討伐、開始。
行き先は鳥居千万宮、いつものところである。
「中世騎士殺人修練場のひとつ! 鳥居千万宮!」
スタートから連戦で戦勝点三倍、中々の好スタートである。
さらに、確実に先手を取って吸血ゾンビを撃滅していく。
この近辺のゾンビではもはや相手にはならない。
「出てくるんじゃあない………おまえらァ雑魚は いいッ!」
さて、いよいよ燃え髪大将との戦いになる訳だが……正直言って、かなりキツイ戦いだ。
敵の術のダメージは軽減できるのだが、物理攻撃をまともに浴びるのと、何よりも「くらら」を使える人間がいないのがキツイ。
特に「くらら」が使えないのはかなり問題だ。
真っ当に先手を取ることが難しい。
余計なダメージを受けすぎているのが何よりの問題だ。
「うう……上腕の骨にヒビが入ったか… ぐ…ぐ…この応急手当は波紋の生命エネルギーで行うとして なんとかしなくてはならないのは…………技の能力が足りなくて使えないくらら! 先手を取れん!」
それでも、術さえ食らわなければなんとか戦えるレベルではある。
しかし、完全に有利とは言えず、まだまだ強くする必要を感じざるを得ない。
と言うか、「くらら」さえ使えればなぁ……。
奉納点:8700
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