コラム!!
何について語るかは気分次第。さて、今日のお題目は?


2001年  9月 25日   歌月十夜ネタバレ感想その1

さて、漸く「歌月十夜」のコンプリート。
楽しみどころ満載で、まさに「お祭りディスク」の名に恥じない物凄い内容だった。
笑いあり、涙あり、萌えあり、エッチあり。
更に設定が設定なだけにもう滅茶苦茶、絶対にあり得ない物まであってサイコーでした。
腹抱えて転げまわったり、魂抜かれるくらいビビッたり、色々あって「これがお楽しみディスクで良いのか!?」と思ったヤツは俺だけでないのは保証付である。

おまけでついている2:45の映像に心を奪われたのは俺だけじゃないだろうな。

さて、今回は歌月十夜本編、トワイライト編の話をしよう。

ネタバレがイヤな人はここから戻ってね ⇒ ここ

因みに、次回もこのネタで行くつもりなので宜しく。

ネタバレ嫌いの人、ちゃんと飛んだかな?
準備はOK?
それじゃ行くぜ?

……………。

…………。

………。

……。

…。

 

さて、では始めるとしようか。

早速ネタバレ。
本編ではついに出てくる事のなかったアルクの夢魔・レンちゃんが主役のお話です。
あ、勿論主人公は志貴だよ。

とにかく楽しかった!!
こんな夢なら、確かに俺も毎日見ていたいと思う。
でも、きっと夢は醒めるから楽しい、ってのが当たり前なんだろうな。
トワイライトでもそう語られてたし。

まずこの話、夢の中の話であるからして全く持って支離滅裂。
滅茶苦茶な日常が繰り返し繰り返し襲ってくる。
笑いどころも満載、本編では見れなかった各ヒロインの不思議な一面なんかも見えて、まさにサービス満点。
特に萌えたのが琥珀たんゲームの達人。
なんと、ここではさりげなくJOJOネタが使われているというところがポイントだ。
更に翡翠との離れでの甘い一時なんかも良かった。
ここでは翡翠が可愛いというより、乱入してくる秋葉がサイコー。
で、秋葉といえば外せないのが文化祭猫又コスプレでしょう。
密かにアルクェイドに対抗心を燃やすポエムなんかをつづってる所が可愛いこと。
更に萌えました。

で、アルクと言えばやっぱり「あり得ない事」NO・1、アルクの幼少写真・・・可愛いこと可愛いこと(笑)。
あれって…やっぱり空想具現化?

とまあ、各人みんな大活躍な訳ですよ。

え?
シエル先輩?
……今回これほど割り食った人もいないだろうね…ご愁傷様。
でも、「違うカレー!」には爆笑しました。

更に、サブヒロインとしてアキラちゃんも多くの出演があったのも見逃せません。
個人的には先生の出番が欲しかったけどね。
焼肉王だとは思わなかったが。

さて、これらの既出ヒロインたちに混じって今回初参戦のレンですが、彼女はいいです!!
可愛いです!!
アキラちゃんとのVSイベント(公園でのアレね)なんか可愛すぎて卒倒しそうだった。
文化祭でケーキを喜んで食べてる所なんかも良いですね。
久し振りにロリ魂が沸き立ちました。

さて、これだけ連ねると全然シリアスじゃないと思われがちだけど、とんでもない。
話の本筋は実にシリアスだ。
夢が繰り返す理由にこういう本筋をもってくるあたり、相変わらず冴えに冴えまくってます。
流石の一言ってモンだった。

特に話が中盤になった頃からちらほらと見え始める「あの男」、カッコイイですよ!
ちょっとフライングになるけど、十夜のほうを見てマジでカッコイイと思った。
あんなのと戦う事になったら、そりゃ肝っ玉縮み上がっちゃうよな。
個人的には、志貴が現実世界で彼と決着をつける話を見たいと思う。

そんなこんなで、シリアスから感動まで幅広く詰め込まれたこのディスク。
月姫をやったらこれも是非やりましょう。


2001年  9月 26日   歌月十夜ネタバレ感想その2

さて、昨日の続きという訳で、今日は「十夜」のほうに焦点を移してみたいと思う。
あ、一応言っておくけど今回は読む人が限定されているだろうと言う事で、いちいち目次へのリンクは貼っておかないからそのつもりでいてね。

さて、「十夜」と謳っているけど、実質は11話。
最後の1話を見逃す人は…まあいないだろうと思う。

1:がんばれ知得留先生

はあ…シエル先輩可哀想…。
唯一の見せ場がこれだなんて…。
ネロ造とロア助には笑わせて頂きました。
歌月十夜通して、随一のドタバタモノだと思って良いでしょう。
単純に楽しむが吉。

2:宵待閑話

秋葉のお話。
謎に包まれていた秋葉の私生活を、秋葉の視点で覗けるというお得なお話だ。
いやもう、分かってたことだけど秋葉って凄い性格してるよね(笑)。
何と言うか、深く共感する物があります、ハイ。
シリアスとドタバタの中間みたいな話で、まさに閑話休題。
秋葉萌えは必ず読むべし。

3:朱い月

ロアと志貴、そしてアルクの話。
この時のロアが凄くイイ奴、というか好感が持てたのは俺だけじゃない筈だ。
というか、本編でもちょっと語られてたことだけど、ロアって元々こういう奴だと思ってた。
何と言うか、始末に負えない奴だとは思うけど憎めないっていうか。
アルクの朱い月バージョンについては、まあいずれ一体化したとしても志貴なら大丈夫だって事で。

4:赤い鬼神

黄理カッコイイじゃんか!!
個人的には、志貴にもこれくらいのカッコ良さと言うか、クールさが欲しいと思う。
実は志貴は七夜志貴としてのほうが圧倒的に好き。
でも、遠野志貴としての馬鹿さ加減も捨てがたいしなあ……。
職人としての殺人鬼、というのは分かりやすかった。
でも、この話ではなんと言っても軋間!!
この無敵ぶりと言い、戦いの中でしか自我を保てない所とか、ある意味男の憧れだと思う。
なんにしても純粋な男同士の命を削った「死合い」はカッコイイです。
頑張れ、志貴!!
アルクと先輩と秋葉に鍛えてもらえ!!

5:ななこちゃんSOS

やっぱりなあ、と思った話。
いや、悪い意味は全然なくて、やっぱり有彦っていい奴だな、と。
何と言うか、お互い深い所で繋がりあってるってのはいいモンです。
因みに、ななこたんは中々好きなタイプの性格してます。
やや戻るけど、ラーメン食ってるときの志貴のモノローグと有彦の語りと重ね合わせてみると、凄く羨ましい友情だと思ったね。

6:妹切草

………ごめんなさい。
この話はちょっと趣味じゃないです………。

7:タナトスの庭

やってくれましたね。
話の70%がエロで構成されています。
ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ…………。
と言うお話です。
ヒスコハ大スキッ子に対する大サービス。

8:反転衝動翡翠ちゃん!

まあ、SSではありがちと言えばありがちだった話では有りますが、映像として読むと中々なモンです(笑)。
反転した秋葉に睨まれるって恐い…。
それはともかく、投稿作品その一だそうです。
なんに致しましても、ご苦労様でした、そして採用おめでとうございます。

9:遠野家のコン・ゲーム

ハイライト。
十夜の、ではなく、このディスク最大のハイライト。
やられました、これ書いた人は化け物です、良い意味で。
トワイライト本編より面白かった。
笑えるだけじゃなく、投稿作品だって言うのにキャラクターが完璧。
無論、これにしっかり目をつけたTYPE-MOONの方々の慧眼にも拍手を惜しみなく送りたい。
これほどの傑作ストーリはかつてお目にかかった事がない。
完全に脱帽です。
ネロやシキと言ったワキキャラから、メインキャラに至るまでが見せ場を完璧に演じ切ってます。
ここまでキャラが楽しそうで生き生きとしているのを見ると、本当にこちらまで楽しくなってくる。
最後の琥珀さんの一言がこれを書いた方の凄さを物語っています。
ご苦労様でした、そして、採用おめでとうございます。
それからもう一言、素晴らしい作品を有難うございました。

10:黎明

これも良い話ですね。
感動系、と言うかシリアスさが感動を呼ぶ、と言うお話です。
でも臭い煽りみたいなものはなし。
ストレートな話だとは思いましたが、やっぱり凄いとおもいました。
着眼点が斬新。
ご苦労様でした、そして採用おめでとうございます。

11:酔夢月

スペシャルストーリーとして採用されたお話ですね。
ドタバタとシリアスの落差が急過ぎたようにも思えましたが、志貴とシキの関係の描き方が圧巻でした。
深くキャラを読み込んでいないととても書けない話でしょう。
良い物を読ませて頂いたと思っています。
ご苦労様でした、そして採用おめでとうございます。

 

おまけ:投稿SSについてちょっとだけ。

と言っても、俺は趣味だけでもの書いてる人間なので、採用されたり投稿なさったりされてる方々ほどには真剣に物を書いてはいないと自覚している。
なので、あくまで好き嫌いのみを基準に面白かった数本を挙げてみたい。

尚、番号は便宜的に振っただけであり、順位などとは一切関係ない事を明言する。

1:バイト戦線異常あり

これは面白い、純粋に面白いと思う。
読ませるというか、キャラの掴み方が凄くナチュラルで、是非映像で見てみたかった。
と言うか、琥珀さんなら確信犯であれくらい言いそうですが(笑)。

2:盛夏祭宴

笑った、腹抱えて死ぬほど笑った、と言うか呼吸止まった。
志貴のぶっ壊れ具合がサイコー。
各ヒロインも壊れてるけど、それにも増して志貴。
ここまでキャラが壊れてると、逆に気持ちが良いです。

3:鏡の中の遠野志貴

これも笑った。
3人称で書かれているのがちょっと残念だけど、そんな事関係無しのパワーギャグが上手い。
時折入る異常に短いセンテンスが情景を返って鮮明に描写させてくれる。
腹の皮が捩れるほど笑いました。

4:起動戦姫

これはヤバイでしょ(笑)。
と言うか、ガンダム知ってるとサイコーに笑えます。
言われてみれば、アムロと志貴ってちょっと重なる所が在るかも。

 

とまあ、こんな所でしょうかね。
あと、最後に一つだけ。

デモムービーは絶対に見ろ!!

という訳で、歌月十夜ネタはこれでおしまいです。
次回は何について書くかね…。


 

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