吸血殲鬼ヴェドゴニア


基本的に、プレイする人間を思いきり絞ったゲームだと言えます。
かなりミリタリー趣味なゲームですから、その方面の趣味が全く無い人間にとっては、かなり苦痛なゲームかもしれません。
そういった訳で、表の点数を下げておきました。
因みに、俺はこのゲームはかなり気に入っています。

エロ (点数が高いほどエロいです) 72点
原画 (点数が高いほど俺的には綺麗) 66点
キャラクター (点数が高いほど魅力があります) 79点
ヴォイス (点数が高いほど上手です) なし
ストーリー (点数が高いほど完成度が高いです) 67点
音楽 (点数が高いほどシーンとマッチしています) 89点
システム (点数が高いほど扱いやすいです) 76点
難易度 (点数が高いほど攻略が難しいです) 36点

 

★色々な意味で、「エロゲー」という概念は取っ払って考えた方が無難です。
それほど目立つものがある訳ではありませんが、3D主体で組み立てられたグラフィックはかなり圧巻の出来です。
それと、動作がかなり重いので、スペックには気を使った方が良いでしょう。
うちのPCは何度もプレイ中に音を上げました。

 

●エロ

そこそこのエロさはあるものの、原画的にもテキスト的にも、思ったより淡白です。
必要充分条件をかろうじて満たしている程度、と思っていたほうが宜しいかと。

●原画

背景、武器、マシンやら何やらの無機物系統に関しては、全く文句はありません、凄い出来です。
三次元的な演出で描かれていますので、立体感と迫力があります。
一方、2次元処理された、所謂キャラクターの方は、絵柄に凄まじく癖があります。
俺はあまり受けつける絵柄では無かったですね。
でも、男性キャラは良いんじゃないかと思います。

●キャラクター

それなりにしっかりと立っています。
敵キャラの役割がしっかりと分けられていて、そういう部分は好感度が上がりますね。
各キャラクターの目的意識や信念のようなものがしっかり描かれていて、この点はかなり良いです。
しかし、ヒロインについてはややばらつきがあり、この点が多少不満かも、つーかリアノーン萌え。

●ヴォイス

もしもこれが入っていたら、うちの低スペックマシンじゃ火ィ吹くかも。
それくらい通常動作が重たいです、ビデオカードは良い物を装備しましょう。

●ストーリー

それほど目新しいことをやっている訳ではありませんが、中々どうして、侮れません。
一応「章」構成になっているんですが、それがテレビアニメ的な演出になっていて、しっかりと纏められている所がグッドです。
大まかなストーリーにはそれほど違いは無いんですが、それぞれ不自然にならないように纏めてあります。
しかしまあ、大量殺人鬼な主人公というのも珍しいですね。

●音楽

思いっきりメタルです。
かなり雰囲気とマッチしている物を揃えていて、このゲームの白眉といえるでしょう。
特にデスモドゥスの爆走シーンはかなり良いです。

●システム

戦闘システムがちょっと厄介で、慣れるまで時間がかかるでしょうか。
それ以外ではそれほどきつい物は感じません。

●難易度

ゲームを進行させていくに当たっては、選択肢によるシステムになっていますから、それほど難しくないです。
選択肢自体がかなり少ないですから、あっという間に全員攻略できます。
あくまで雰囲気モノ、それがこのゲームの根幹でしょう。

 

★総評として、ユーザーの趣味と合致しなかったらダメダメ、合致すればエロそっちのけで楽しめるゲームです。
万人向けのゲームでは決してありません。
そこを理解してからプレイすべきゲームですね。

 

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