雫
Leafの記念すべき、始めての本格的エロゲーです。
入魂のシナリオと謳う通り、物凄い密度の濃いシナリオを楽しむ事が出来ますが、ちょっとアッチの世界にいっちゃっている所もあります。
ヴィジュアルノベルシリーズの第1作です。
エロ (点数が高いほどエロいです) | 82点 |
原画 (点数が高いほど俺的には綺麗) | 71点 |
キャラクター (点数が高いほど魅力があります) | 83点 |
ヴォイス (点数が高いほど上手です) | なし |
ストーリー (点数が高いほど完成度が高いです) | 81点 |
音楽 (点数が高いほどシーンとマッチしています) | 88点 |
システム (点数が高いほど扱いやすいです) | 77点 |
難易度 (点数が高いほど攻略が難しいです) | 31点 |
★ノベル形式のエロゲーというものを世に知らしめた、記念すべきゲームです。
物凄いダークさと、ネジが纏めてどっか飛んじゃった設定ですが、キャラクターが実にしっかり描かれていてそれほど異常さを感じさせない所もあります。
「毒電波」と「狂気」をキーワードに展開するダークノベルですが、おまけシナリオは死ぬほど笑えます。
●エロ
画力がまだあまり完成されていないのでビジュアル的エロさはありませんが、テキストと雰囲気の持っているエロさがあります。
妙にリアルな描かれかたがエッチですね。
●原画
水無月氏の画は、この時点ではまだまだ荒いです。
立ち画、イベント画とも発展途上ってカンジです。
●キャラクター
3人のヒロインと、ヒロインになり損ねた太田香奈子ちゃんが非常に良く描かれていると思います。
このキャラクターの自然な魅力が、このダークで救いようのないお話の清涼剤の役割を果たしている点は注目です。
●ヴォイス
ありません、あったら恐いかも。
●ストーリー
流石に練り込まれたシナリオと、バッドエンドでさえ説得力のある表現力があります。
既に「シナリオのリーフ」を感じさせる、非常に重たいシナリオが堪能できます。
●音楽
結構いい音楽が揃っていますね。
雰囲気重視で練り込まれたアレンジが重厚です。
●システム
ノベルですから、そんな難しい事はないです。
ただ、音楽モードの隠し場所は分かりにくいかもしれませんね。
●難易度
別に難しい事は何もありませんが、イベントCGを全部埋めるとなると、それなりの苦労があります。
基本的にはシンプルで扱いやすいです。
★ヴィジュアルノベル1作目ってことで、ちょっと実験的な作品とも言えます。
ただ、決して手は抜いていません。
特にシナリオの読ませかたは流石です。
ダークでエロくて、それでいてちょっぴり切ないお話が「読みたい」方にはお勧めです。