グリーングリーン
えーと、GROOVERが業界新規参入にあたって、殴り込みに放った快作です。
基本的にかなりのマシンスペックを要求されますから、古いマシンではまともに動かない可能性もあります。
とにかく、CGやムービーが洒落にならないほど綺麗なゲームです。
エロ (点数が高いほどエロいです) | 81点 |
原画 (点数が高いほど俺的には綺麗) | 99点 |
キャラクター (点数が高いほど魅力があります) | 100点 |
ヴォイス (点数が高いほど上手です) | 83点 |
ストーリー (点数が高いほど完成度が高いです) | 81点 |
音楽 (点数が高いほどシーンとマッチしています) | 94点 |
システム (点数が高いほど扱いやすいです) | 79点 |
難易度 (点数が高いほど攻略が難しいです) | 14点 |
★基本的に色々とアラはあるんですが、勢いの良さがすべてを帳消しにしてくれます。
ゲームやってて勢いの良さを感じたのは、これが始めててでした。
ノリノリでゲームが進んでいくカンジです。
アドヴェンチャータイプのノベルゲームなので、難易度は非常に低いです。
とにかく、全てのキャラクターが生き生きと動いていて、凄く楽しくなるゲームです。
涙あり、笑いあり、まさに青春モノの傑作です。
●エロ
そこそこエロエロではありますが、どのヒロインも同じようなパターンで進んでしまう所が残念です。
もうちょっとヴァリエーションが欲しかったですね。
でも、正ヒロインの「千歳みどり」嬢が一番エッチだったのは…ある意味凄い挑戦だと思います。
●原画
えっと、典型的なアニメ画なんですが俺はツボです、滅茶苦茶可愛いです。
CGの美しさもそうですし、ムービーの迫力も凄いです。
ヴィジュアルの美麗さでは、このゲーム以上のゲームは俺は知りません。
通常の立ち画でも、目パチ口パクありで、かなり凝ったものになっています。
●キャラクター
物凄く生き生きとしていて、滅茶苦茶楽しそうです。
ヒロインたちもそうなんですけど、それ以上にサブキャラ達がぶっ飛びすぎ、笑わしてくれます。
登場人物全員が好感を持てるという、非常に稀有な存在です。
つーかバッチグー、俺と外見に至るまで似過ぎ、他人とは思えん。
●ヴォイス
これは評価が分かれそうです。
俺は始め、キャラによっては結構違和感があったりしました。
慣れるに従ってそれは無くなっちゃいましたが、厳しい人は評価を下げるかもしれませんね。
特に、正ヒロインの千歳みどり嬢についての評価が大きく二分しそうですが、ここで予め宣言致しますが俺は容認派です。
●ストーリー
敢えて「男子校に編入してくる女子」という描き方をする事によって、主人公達のあせりっぷりと馬鹿さ加減を演出したのには感服です。
俺も男子校出身ですから、主人公達のアホさは共感できます。
この「アホな事に矢鱈と一生懸命になる」姿を描く、これが青春モノの醍醐味でしょう。
ただ、後半になってシリアス調になったとき、先が読めちゃうのとEDがあまり後味が良くない所は改善の余地ありでしょうね。
あと、全体的にエンディングが唐突だった気がするのが残念です。
●音楽
凄いです、ここまでふんだんにギターを使ってくれると、ギタリストとしては感激です。
OPもノリが良くて、一発でKOされます。
また、各ヒロイン毎にEDテーマが違っているのも注目、どの曲もヒロインの雰囲気に合わせた物になっています。
BGMも非常に優秀で、演出としては文句無しでした。
●システム
かなり単純ですが、ゲームが終わった後に「CG鑑賞モード」が無いのはあまりにも痛いです。
修正パッチにて対応するそうですが、シーンモードがあってCGモードが無いのは片手落ちと言えましょう。
その代わり、セーブリストが100個もあるため、容易に「名場面集」を作れます。
基本的なシステムは普通のゲームと何も変わりません。
●難易度
極めて簡単です、と言うか、まだバッドエンド見た事ありません(笑)。
あくまでも「ノベル」ですから、選択肢はおまけと言うか雰囲気みたいなものです。
じっくりとストーリーを味わうタイプのゲームですから、フラグとか余計な事は考える必要は全く無いといって良いでしょう。
★総評としては、流石に第一弾だけあって、力作だなー、と思いました。
このゲームは「ああ、こういうことやったなあ」とか「ははは、若いなあ」とか、そういう事を味わうゲームです。
ゲーム性の高さを期待するタイプのゲームではないですね。
後は、ストーリーをもうちょっと練りこむ事が出来れば完璧なものが出来ると思います。
次回作、大いに期待です。
公式サイトはこちら ⇒ って言うか若葉たんハァハァ