年代別へヴィメタル研究2


では、今度は80年代だ。
ここからは、HR/HMは全盛期を迎えて、紹介すべきものもぐっと増える。
よって、20選を挙げることにするぞ。

 

ランク

アーティスト

アルバム

一番有名と思われる曲

俺の推薦曲

一言コメント

NO・1

WHITESNAKE

WHITESNAKE

Here I Go Again

Crying
In
The
Rain

パワーアップした
カヴァの声と
怪物・「殿」の
激烈プレイに
ノックアウトだッ!
(*注1)

NO・2

DEF LEPPARD

Hysteria

Love Bites

Women

コメントなんか
なし!
聴いて
何かを感じるべし!

NO・3

OZZY
OSBOURNE

Blizzerd
Of
Ozz

Crazy Train

Mr.Crowley

歴史を作った
衝撃作。
この作品は
世界中に
革命をもたらした。

NO・4

MANOWAR

Battle
Hymns

Battle Hymn

同左

全宇宙最強の
メタル軍団、
会心のデビュー作!
全ては
ここから始まった!
HAIL!!!!!!

NO・5

IRON MAIDEN

IRON MAIDEN

IRON MAIDEN

Phantom
Of
The
Opera

全世界を熱狂させた
渾身のデビュー作。
メタルが好きなら
知らないなんて事は
許されないぜ!

NO・6

GARY MOORE

Wild Frontier

Over The Hills
And
Faraway

Thunder
Rising
(*注2)

死んだ盟友に
捧げられた
アイリッシュトラッド。
文句の付けようの無い
桁外れの
超名作。
悲しいまでの魂が
聴き手の心を打つ。

NO・7

MOTLEY
CRUE

Dr.Feelgod

Dr.Feelgood

同左

極悪メタルバンド、
ヤクでラリって
ご機嫌さ!
というタイトル。
その内容たるや、
奇跡的にカッコイイ!
(*注3)

NO・8

BON JOVI

Slippery
When
Wet

Living On A Prayer

同左

HR/HMファンには
何故か
受け入れられない
彼等だが、
これはそんな次元の
話では終わらない
歴史的傑作。

NO・9

YNGWIE
J.
MALMSTEEN

Rising Force

Black Star

Icarus'
Dream
Suite
Opus 4

その名を知らしめた
衝撃作。
クラシックとメタル、
破壊的な融合を
聴かせてくれる。

NO・10

DEEP PURPLE

Perfect
Stranger

Perfect Stranger

Knocking
At
Your
Back Door

復活した彼等の
第1作。
衰えぬ情熱と
鬼気迫る緊張感が
アルバムを盛り上げる
貫禄の一作。(*注4)

NO・11

HALLOWEEN

Keeper
Of
The
Seventh Keys
T&U
(*注5)

Dr.Stein
(*注6)

HALLOWEEN

「ジャーマンメタル」
とは、この作品により
定義された。
一躍世界の表舞台に
彼等を押し出した
紛れもない傑作。

NO・12

METALLICA

Master
Of
Puppets

Master Of Puppets

同左

スラッシュメタルという
ジャンルを世に問うた
激烈疾走アルバム。
刻みに刻むギターは
「狂気」の一言だっ!

NO・13

BULE MURDER

BLUE MURDER

Riot

Billy

「殿」、入魂の快作。
始めから終わりまで、
強烈なHMに
圧倒されっぱなし。

NO・14

TOTO

Isolasion

Carmen

Endless

このあたりから
彼等のAOR志向が
先鋭化してくる。
実験的な要素も
見え隠れする、
緊張感漂う名作。

NO・15

JUDAS
PRIEST

Scream
For
Vengeanse

The Hellion〜Electric Eye

同左

HMとは何か?
もしも貴様が
そう問われたのなら、
このアルバムを
聴かせるが良い。

NO・16

NIGHT RANGER

Midnight
Madness

(We Can Still)
Rock In America

同左

ツインギターという
特徴を
最大限まで
生かしきった
純正HRアルバム。

NO・17

YES

90125

Owner Of The
Lonely Heart

Changes

プログレ路線から
ややHR路線へ。
空間的な広がりを
感じさせる
抜群の音作りに
昇天しろ!

NO・18

AEROSMITH

Permanent
Vacation

Angle

Magic
Toucth

彼等の復活第2作。
ポップさとハードさの
絶妙なバランスが
この後の彼等の
ありかたを暗示する。

NO・19

JOURNEY

Fronters

Sepalate Ways

同左

徐々に破局に向かう
彼等の精神を
音に叩きつけた
傑作。
悲壮感すら漂う
音作りに泣け!

NO・20

MR.BIG

MR.BIG

Addicted To The Rush
(*注7)

How Can
You Do
What You Do

屈指の
テクニック軍団
満を持して登場!
と思いきや、
これほどストレートな
HRを聴かせるとは!
楽曲に比重を置いた
完成度の高さは
歴史に残る!!

*注1・・・「殿」とは、あまりのマイペースと我侭ぶりが有名なジョン・サイクスのニックネーム。もちろん、敬意を込めて呼ばなければならない。「カヴァ」とは、ご存知デイヴィッド・カヴァーデイルの事である。決して「馬鹿」と引っ掛けている訳ではない。誤解しないように。

*注2・・・はっきり言って、どの曲を挙げてもいい。迷ったので、一番ハードな曲を挙げてみただけである。

*注3・・・「Dr.Feelgod」とはヤクの売人の事を指す隠語らしい。このアルバムを出す前、ベーシストのニッキー・シックスはヤクのやり過ぎで病院に担ぎ込まれている。

*注4・・・この当時、パープル内部はイアン・ギランとリッチー・ブラックモアの確執を内在化したままの状態で運営されていた。緊張感が漂うのも当たり前である。

*注5・・・これら二枚のアルバムは、1年を置いて続けて発表された別物で、決して二枚組ではない。しかし、コンセプト的に同じ物なので、ここでは一括りにした。二枚組で再版されてるしね。

*注6・・・実は俺のハンドルネームとしても使っている。ここに来る皆さんは知らないだろうけど。

*注7・・・Addicted To〜という曲を発表してバカ売れした日本人の女の子がいるが、こちらの方が桁外れにカッコイイ。当たり前だ、たかが邦楽と比べてどうする。


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