第11話 鬼を超越する! の巻

1019年2月

 

待ちに待った、2代目のジョジョがやってきた。
顔に痣と言うか傷みたいなものがある、不敵なまなざしの、男らしい屈強な顔つきだ。

「我われはこの子供を知っている! いや! このまなざしとこの顔のキズを知っている!」

ドドドドドドドドドド

うむ、この子の名前は決まったな。

呂婆斗(ロバート)

正式には呂婆斗(ロバート)・E・O・条星(ジョースター)。
かつては貧民街(天界)で暴れまわっていた。
で、序那参が心配で貧民街(天界)からくっついてきたって訳だ。

職業は…使えるなら「壊し屋」が良かったんだが(ハンマーを使って吸血ゾンビを倒してたから)、まあ、この際は剣士で我慢しよう。
早速自己紹介だ、呂婆斗。

「『誰だ?』って聞きたそうな表情(かお)してんで自己紹介させてもらうがよ、おれぁおせっかい焼きのスピードワゴン!」

という訳で、こいつの愛称(?)はスピードワゴンに決定だ。
更に、小緑が実戦配備完了。
呂婆斗は今月から二月間、訓練に励む事になる。
序那参の厳しい修行、見せてもらうとしよう。

さて、例によって例の如く金を作る。
まずは、先月手に入れた「朱の首輪」を一つ放出、4444両をゲットする。
これで残金は9000両を超える。
更に、「七光りの御玉」も放出。
残金が始めて1万両を突破した。
ここで、一気に6000両を投資。
4つの部門全てに1500両づつ均等に分配する。

さて、スピードワゴンの武器・防具を揃えてやったら、後はセーブをとって出撃するのみである。
なみと小緑の女だけのパーティだが、まあ小緑の初陣なので、そんな無茶はしない様に前進していこう。

さて、いつも通りに鳥居千万宮。
ここが一番良いだろうとの判断である。
早速戦闘になってみると…。
うむ、思ったより頑張るじゃないか、これならばそこそこの戦力にはなる。
小緑は「木霊の弓」を装備している。
その威力を高めるため、「土の指輪」を装備させたのだが、これが大当たりだったようだ。
いきなり「眠」の文字が画面に出た。
「木霊の弓」の福属性、「相手を眠らせる」効果が出た訳である。

「ラリホー、夢の中で死ねるなんてロマンチックだと思わないかい?」

そののちの戦闘を経験し、順調に成長していく小緑。
首切り大将クラスでは、最早一撃コースである。
宝箱からも144両をゲット、かなり順調に飛ばしている。
そして、強敵の紅こべ大将。
流石に強い、と言うか、技の数値の違いでダメージが通らない。

「スパイラルドライバー!!」

「ううッ! と…止めやがったッ! 手に串刺して止めやがった!!」

物凄い苦戦の末、漸く倒す事に成功。

得られた教訓、強敵との戦いはまだ控えねばならない。
嗚呼、きついぜ。

「現在のわ……我我では勝てん!!」




奉納点:3375

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