第25話 血も凍る紅こべパワーの巻

1020年4月

 

さて、酸多奈の娘がやってきた。
ちょっとガングロ入った、長髪の娘だ。
何となく女子高生を連想するのは俺の悪い癖か?
まあいいや、この系統の女子高生なら心当たりがある。

萌子

「臭作」から萌子である。
なんかいい加減くさい名前のつけ方だが、まあいいだろう、エンターテイメントなプレイ日記なんだし。
職業は薙刀士、風の数値が極端に低いので「ブンブン刀」を扱えるかはやや不安だが、そのかわり技の火は凄まじい高さだ。
この点、かなり期待できそうである。

さて、今月は徐倫の初陣である。
萌子の訓練は小緑に任せて、今月は呂婆斗、酸多奈、徐倫の3人で討伐することに。
いくらスタンド使いとはいえ、最初はやはりドシロウトなのだ、気をつけないと痛い目を見る。

「このドシロートがァ――――ッ!!」

という訳で、大量の薬剤を持ち出して出撃だ。
行き先は、勿論いつものところ。

さっそく入り口近辺の敵に襲いかかる。
実に幸先がいい事に、いきなり戦勝点三倍からスタート、1回目の戦闘で早くも成長する。
その伸びを見ると……。
うん、攻撃力の伸びはイマイチだが、技の土、体の風の伸びが非常にいい。
これなら戦力として充分やっていけそうだ。

「相当に修行をつみ成長したとみえる…」

なんだかんだでかなりの伸び率を示す徐倫。
これは強くなるぞ。
しかし、如何せん攻撃的過ぎて、すぐに大将を叩こうとする悪い癖がある。
これでは戦勝点を稼げないではないか。

「解体してやる首切り大将」

「とぼけた女だがやはり激情の性格であったな」

さて、恙無く先に進み、いよいよ強敵・紅こべ大将と燃え髪大将と対決。
むう、流石に強い……。
まだまだダメージが通らないだけではなく、攻撃も響く。
言ってみれば、プッチ神父に単独で戦いを挑んでいるようなものだ。
それでも、一応稼ぎの意味も兼ねて前進してみる。
どうやら、技の土の数値の差で、紅こべ大将には歯が立たないものの、燃え髪大将にはかなりのダメージを与える事ができる。
これは実力の差とかではなく、どちらかというと相性の問題だ。

「小指が赤い糸で結ばれてるコンビかチクショオ!」

しかしだ。
終了間際になって、大変な事になった。
呂婆斗が敵の集中砲火を食らい、健康度65まで下がってしまったのだ。
これはかなりヤバイ。
ひょっとすると、帰還と同時にお亡くなりになる可能性もある。
うう、やだなあ……。

「う…うジョジョ…お…そ…ろしい…」




奉納点:8073

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