第27話 過去からの復讐鬼の巻

1020年6月

 

さて、今月から萌子が出撃可能になった。
装備は、新たにランクアップした店で大盤振る舞いで揃えてみる。
最初から防御力が250を突破している。
これはかなり頼もしい。

でもって、今月は久方ぶりに4人での出撃となった。
どれほどの戦いができるか、楽しみではある。
では、さっそく出撃。
今月の狙いは白骨城、夏季限定という事で、是非ともここで稼いでおきたいところである。

「サマーシーズン到来! 毎年京の都では6月1日に白骨城開きが行われ―――討伐隊の収入の約7割がこれからの3ヶ月に集中します」

まずは入り口近辺の吸血ゾンビと軽く手合わせ。
予想通り、このあたりは楽勝である。
伸びを見る限り、萌子は体の能力は低いものの、技は相当な伸び率。
これは思ったよりもいいキャラになる可能性がある。
しかし、性格的にはやや無茶しがちなところがあるのがタマに傷か。

「も…萌…子! ム…無茶なやつ…おれ以上にに無茶苦茶なやつ! し しかし…礼を言うぜ!」

取り合えず、城に入って敵を叩く。
全体的に能力が足りているのだろう、然したる苦戦もなく先に進む。
さらに、熱狂の赤い火の期間では「風葬」をゲット。
かなり順調である。
調子がよければ、ここは久し振りに「恨み足」と対決しても良いだろう。
そのまま順調に経過、これならなんとかなりそうだという事で、さっそく恨み足と激突。

「この骨公! くるなら来い! ブッ殺してやる!」

ニヤリ

「なんだ…? 今…こ こいつ笑ったのか…あの固い尾底骨の端がキューッとゆがんだように見えたぞ! 骨が笑うなんて…」

一撃のダメージはそれなりに食らったものの、やはり人数が揃っていると強い。
以降はそれほどの苦労もなく、結構あっさりと倒してしまった。

「や…やった…やっつけたぞ骨公め…ざまあみろ…」

尤も、それでもまだまだ攻撃力の不足が目についたが。
そののち、さらに上に上がって戦いを挑む。
基本的な実力は充分らしく、大した苦戦はしない。
いよいよ選考試合と大江山が見えてきたようである。

「勇気だけでは『朱点童子』の力には勝てんよォ――――」




奉納点:7558

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