痕(きずあと)
えー、泣く子も黙るLeafの最高傑作・ヴィジュアルノベル第2弾です。
あらゆる部分において非常に練り込まれた設定と、細かな伏線が張り巡らされていて、のちに発売された「人外の力を持つ主人公」系統のゲームの先駆者的ゲームになりました。
おまけシナリオもあり、本編と180度逆のキャラに笑えます(一部で盗作問題もありましたが)。
エロ (点数が高いほどエロいです) | 89点 |
原画 (点数が高いほど俺的には綺麗) | 82点 |
キャラクター (点数が高いほど魅力があります) | 96点 |
ヴォイス (点数が高いほど上手です) | なし |
ストーリー (点数が高いほど完成度が高いです) | 97点 |
音楽 (点数が高いほどシーンとマッチしています) | 100点 |
システム (点数が高いほど扱いやすいです) | 66点 |
難易度 (点数が高いほど攻略が難しいです) | 34点 |
★基本的に見て、あくまで「ゲーム」を謳っただけの「小説」ですから、攻略云々は二の次です。
その分だけ練り込まれたシナリオは圧巻と言えますね、各ヒロインの攻略に絡めて主人公の正体が少しずつ明かされていくパターンは、まさにノベル形式の王道です。
キャラクターの立ち方が凄くハッキリしているので、プレイしていて非常に楽しいです。
●エロ
かなり濃厚です、ある意味、主人公は男の欲望の具現と言っても良いでしょう。
手を抜かず、各種バリエーションを揃えたエロシーンは中々に圧巻です。
●原画
普段の立ち画は少々荒く感じる所もあります、と言うか、描いてる人はイベント画と立ち画で違うみたいですし。
しかし、イベントシーンでのCGは文句無しに綺麗だと思います。
●キャラクター
素晴らしい立ち方をしています。
登場人物全員が細部に至るまでの細かい性格設定を持っています。
このあたりの練りこみ方は、流石と言わざるを得ません、つーか千鶴さん萌え。
●ヴォイス
ありませんが、無くても全然違和感無いです。
●ストーリー
非常に重厚で、シリアスを基調にしながらも単調さを避けた展開が最高です。
まさに小説そのままで、しかもそのレヴェルの高さは相当な物だと言えるでしょう。
破綻する事もなく、途中で違和感を感じさせること無く完結するので、サイドストーリーも含めて極めてしっかり纏った印象です。
殆ど謎が残らなかったのもポイントが高いですね。
●音楽
物凄い傑作揃いです。
物悲しい場面、落ちついた田舎の雰囲気を演出するBGM群は、ちょっとレヴェルが違いすぎます。
このゲームのメインだと言っても過言ではないです。
●システム
セーブ・ロード、既読スキップ、後はCGモードと言った典型的ノベルゲームのシステムですが、如何せんセーブ個所が少ないです。
単純なので扱いやすくはありますが、やや不満が残る…かも。
●難易度
ノベルですので、高くはありません。
ただ、舐めてるといつまでたってもクリアできないという事もあります(苦笑)。
基本的には、あるエンディングを見ることによって新しい選択肢が出現するという、フラグ形式で進みます。
★総評として、非常に高いレヴェルで纏った傑作というイメージですね。
このころのリーフは確かに凄いメーカーであった事は間違い無いです。
非常にキャラクター重視で話が進んでおり、そのため、深く練り込まれた設定と演出が生きています。
このゲームで、初めて「ゲームをやって泣く」という意味を知りました。
是非一度プレイしてみることをお勧め致します。
公式サイトはこちら ⇒ ち、千鶴さんハァハァ