後書き


 えー、これは一応SSの体裁を取ってはいますが、ネタとしては完全に「ジョジョエア」の一部みたいなものです。ですから、本編との整合性などはほぼ完全に無視してますし、登場人物は全員ジョジョマニアです。
 はっきり言えば、SSとしての完成度は殆ど眼中にありません。あるのはジョジョネタをどれだけ上手く組みこめるか、それだけです。

 それで、「ロマンホラー! 真紅の秘伝説 葉子の奇妙な冒険」の後書きでは、俺はMOON.のSS以外は二次創作SSは書かないみたいなことを書いていますが、この作品はSSとしての完成度を求めていない分、例外扱いだと思ってください。はっきり言って、本チャンでAIRのSSを書くとなると俺の技術じゃ難しすぎるでしょうし。
 本格的にストーリーを練ってどうこうするのは苦手です、特に二次創作の場合は。

 さて、この作品は世間のSS書きの皆さんの間では常識とも言える、「誕生日記念作品」という奴に当たります。とかいいながらも、発表したのは遥かに観鈴の誕生日を過ぎてからの話なんですが。
 俺は結構人様のサイトでSSを読ませて頂いているのですが(皆さんROM専でゴメンナサイね)、これだけ読みまくっていると、たまには世間の風潮に流されててみたくなってくるものです。誕生日記念作品なら、あまりストーリーなんかを練りこむ必要もありませんしね。
 で、この作品では観鈴ちんが生きてることになってますが、これでいーんです、ジョジョネタの方がメインだから。おまけになんか最後の方が尻切れトンボな上に、中途半端にほのぼのしてるんですが、まあこんなモンでしょ、俺がSS書いたら。

 ついでにもうちょっと書いておきましょうか。
 この話は、SUMMER編のジョジョネタ化を押し進めていくうちに、自然に湧いて出た話です。ですから、本当に書きたかった部分は観鈴ちんとは全く関係なくて、実は柳也たちの話だったりします。
 ただ、これはネタを単体で扱って「ジョジョエア」の方で使うと、どうにもキレが悪い上にイマイチ面白くありませんでした。ですから、没ネタを一気に使うためのリベンジの場として、こういう形で話を書いてみた訳です。
 偶々ネタが溜まってきたところで観鈴ちんの誕生日が近くなってきたので、一石二鳥を狙ってSSとしての作品化を目論みました。
 従いまして、この作品で一番書きたかった部分は、SUMMER編の人形劇の部分です。そこだけやたらと気合が入ってますね、読んでて明らかに浮いてるもんな。

 まぁ、多分AIR単体で二次創作SSを書くことは、今後は一切ないでしょう。AIRの二次創作SSを書く機会があるとしたら、その時は恐らくクロスオーバー作品になるはずです、書くなら、の話ですけどね。

 では、これにて失礼致しましょう。
 歯を磨いてパンツ取り替えてジョジョ読んでから寝てくださいね。


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